» 購入検討初心者シリーズのブログ記事

前回のラスト「当ブログは経済環境を固定したまま、QoLをどのようにあげるのかを追及していくことを真剣に考えていきます」と華々しくブちあげたものの、いきなり筆が止まりました。というのも人によってQoLの効用バランスは違うからです。当たり前の話ですが、整理のために書き出してみましょう。

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QoLは、いまの生活に対する満足度と言い換えてもいいでしょう。身体や社会面での満足度については、本ブログで考えることではないので割愛させていただきます。人間はそれぞれ違う趣向を持つので、最終的に戸建てが正解という人もいれば、タワマンが正解の人もいるのです。

大事なのは自分とパートナーがどのようなバランスの中にいるのか、ということを自覚することかと思います。話を単純化させるために、このような表を作ってみました。

qol_01自分がもつ経済資源を100だとして、これを適切に振り分けて最終ポイントを高くするゲームとしますと、QoLに資する割合が一番高い箇所にすべて資源を投入することが正解となります。
たとえば、バランスよく振り分けたAと、極端に振ったBならBパターンの方が高くなりますね。

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上記は話の単純化のために書いているだけで、実際は違いますよ!

まぁこうシンプルに考えるなら「自分にとって何が一番なのかを考え、一転豪華主義でいきましょう」となるのですが、話はこんな簡単に単純には終わらないわけです。収穫逓減の法則のようにある一定以上経済資源を振り分けると、そこから先は投入分と比例したQoLポイントが得られなくなりますし、コンプガチャのように要素数を一定数そろえると(たとえば車・教育・外食それぞれに7ポイント以上づつ投入すると、更にポイントがもらえるのような)ボーナスポイントがもらえたりする高次関数なのです。これは感覚的にわかる方が多いと思います。

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こうして考えると、「都心に住むなら車は要らない、カーシェアやタクシーで十分」というのは、車がそもそも要素に入らない一定の人にしか当てはまらないということがわかると思います。

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原点回帰の購入検討初心者シリーズ第一回は、形而上学的なテーマではじめたいと思います。
題して「なぜ家を買うのか・買う意味があるのか」

戦後、特に高度成長期以降の日本人にとって、家を買う行為は一種、社会人としての通過儀礼でした。そして、家を買うという行為そのものは、ライフサイクルイベントと密接に関わっています。たとえば

  • 結婚したとき
  • 子どもができたとき
  • 子どもが入学するとき

などですが、これは昭和期にできた考えで、平成の御世になっても連綿と続いています。

しかしながら、男性生涯未婚率が20%を超え、更に晩婚化による子どもがいない世帯の割合が増えているいま、上記のようなライフサイクルイベントは、世間全員が経験することではなくなってきています(注1)。大多数に当てはまらない人にとっては、必ずしも「従来型の持ち家」という形態が経済的に正しい形とはいえなくなっています。しかし、家って賃貸でずっと住むより、なんとなく買いたくなりませんか?

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なぜ家を買うのか

この5年でブログを書いてきて出た結論は、成長の証とか幸せを買うとか資産価値・・・というよりも、「新しい家を買うこと自体にワクワク感があるかと思うから」でないかなぁと。たとえば服・靴・時計・車、、、こうした製品で高いものを買うとワクワクしますよね。家はその数十倍も高いのですから、当然脳内のドーパミンが出まくるわけです。売り手側はそれを熟知していて、モデルルーム訪問時・契約時・内覧時・入居時といったイベントの中で特別感を出してくるわけです。これは経験すればわかりますが、乗せられているとわかりつつも、やっぱり幸せなんですよね~。
私たちの脳は、なかなか手に入らないものを手に入れることで、幸せを感じるようにプログラミングされているのです(これを悪用したのが最初からキャッシュフロー赤字の投資用新築ワンルームマンションです)。

この効果は家族関係にも影響を及ぼします。ジェットコースターや観覧車のドキドキ感でカップルが仲良くなるのと同じで、高いお金を出して家を買うことは家族関係にもポジティブな影響を及ぼします。

もちろん、購入には長期のローンが前提ですから、ある程度はシラフでいる必要があります。重すぎるローンは生活を縛り、破綻を招くからです。ワクワクを家族で共有して幸せ!が買ったときだけで、その後何も買えないつらい生活が待っているのは誰にとっても良くありません。

買う意味があるのか?

ドーパミンが出て幸せだからといって、経済的に著しく不利となるなら、不幸を招くだけです。家を買うことは気持ちよく・幸せな行為であると同時に、経済的物質的にも賃貸とイーブンかそれ以上なら、買う意味も出てくるでしょう。

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アベノミクスの開始以降、大胆な金融緩和は最終的にマイナス金利までの段階に達しました。

当然この効果は住宅ローンにも現れています。私がブログを始めた頃のフラット35金利が2.5%程度。もっと遡って、はじめての家族で住むマンション購入を考えていたころは3%でした。いまや1%を切る金利になっていることを考えればたった数年で隔世の感がありますね。
金利3%と1%の差は想像以上に大きくなります、なぜなら額が大きく、期間も長いからです。住宅購入で3000万円の住宅ローンを借りるのは普通ですが、かかる利子は、年間90万円(3%)と30万円(1%)、4000万円になると120万円(月10万円!)と40万円の差ですから毎月の支払額は当然大きく変わってくるのです*1。

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画像出典:ARUHI公式Webページより

やった、これで毎月の支払いが安く済む!・・・というわけには当然いかないのです。

誰もが自由に土地を購入できる自由競争経済の下では、各マンションデベロッパーが土地の仕入れを行います。彼らは、勤労者が毎月支払うローン金額の方を見たうえで、建設費や自社の利益率を足し合わせて土地の入札に参加します。つまり、住宅ローン金利が下がれば、その分マンション適地の値段を上がるのです。

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湾岸タワーマンションを購入&在住中という設定のネット妖精です。
主に豊洲・東雲・有明・晴海・勝どき・月島の新築中古マンションと周辺地域情報を取り上げます。
住まいの購入と売却は人生の一大決心事ですが、消費者の立場に基づいた情報はネット上にも図書館にもほとんどありません。 このブログは、私と同じようにマンションを購入・住み替え・売却を検討方のために、自分が知ったこと・勉強したこと・考えたことをアウトプットするブログです。
ブログに書けないネタなど⇒@tokyooftokyo

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