半年ほど音沙汰がなかったBRTの中間整理報告資料が東京都から発表されました。かなり踏み込んだ内容となっており、読み応えがあります。
需要予測やルートなどもだいたいの方向性が出ているようですね。
今回発表されたのは3ルート。
- 環状二号線を本線とする幹線ルートで虎ノ門・新橋〜国際展示場駅
- 勝どき5・6丁目と豊海地区と新橋を結ぶシャトル便
- 晴海トリトンあたりから新橋を六部フォーダー便
それぞれ最大1300人・500人・800人/時を想定しています。
通常車両は75名定員なので、幹線ルートは最大17本/時、連結車両であれば10本/時の運行が見込まれており、かなり感覚が狭い印象です。もちろん最大なので早朝から深夜までこの本数はありえませんが、勝どき・晴海・有明の通勤にたいするインパクトはかなり大きいでしょう。
選手村が改装してマンション入居開始まではこの本数・ルートですが、選手村再開発が終了すると停留所が一つ増えます。
東京テレポートや銀座東京方面、豊洲方面は今後のオプションのようです。
話の流れからすれば、豊洲駅延伸は微妙・・・だと思いますが、お台場方向や東京駅方向の延伸はあると考えています。
今回導入されるBRT単なる「バス」ではなく、燃料電池車両、車両相互の通信と自動制御、ICカードや非接触による乗降時の滞留が起きないような収受方式の検討などかなり技術的チャレンジのある車両になるとのこと。2019年の運行開始が楽しみですね!
基本計画は来年度の発表のようです。
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