有明

東京都が臨海部を「臨海スポーツゾーン」として整備することを発表

東京都オリンピック・パラリンピック事務局が4/19に「新規恒久施設の施設運営計画」を発表しました。2020東京オリンピックを契機に新設される会場の大会後の運営と見通しについて発表しています。新規設備6会場のうち、小池知事が最後まで横浜アリーナへの変更に固執したせいで難航した有明アリーナだけが黒字運営見込みと本当に何やってるんだ感ありますね。

年間3.56億円の黒字。しかしスポーツ大会って儲かりませんね。

今回のエントリの主眼はそこではなく、東京都がオリンピックレガシーとして臨海部を「スポーツクラスター」として整備しますよという発表ですね。これ、いままできちんと発表されていなかったと思います。有明レガシーエリアだけでなく、辰巳夢の島と葛西・若洲・海の森水上競技場とあわせて一大スポーツクラスターが形成されることになります。

これは大きな方針転換かもしれません。臨海副都心はそもそも80年代に圧倒的に足りなかったオフィスと展示場、そして職住近接の高層住宅を整備する目的で作られましたが、もう少し広い意味で臨海部は東京都のスポーツコアとなる、と新しく位置づけられたのです。

有明レガシーエリアについては既報とさほど変わりませんが、有明テニスの森駅西側空き地に仮設競技場の移設とオリンピック・パラリンピックモニュメントの活用などが盛り込まれました。いわゆる「にぎわいロード」から北側はオリンピック公園的なものになると考えてよいかと思います。ただ、体操競技場の行く末は気になりますね。

上図と比べていただきたいのが、下図。だいぶ昔の計画図ですが、有明親水公園沿いに高層マンションを並べて建てるという計画はもう変更されたと考えていいんでしょうか?港湾局とオリンピックパラリンピック事務局、そして知事室との調整が必要だと思いますけど・・・

辰巳と夢の島は「マルチスポーツエリア」として既に点在している競技場とあわせて、若干離れているこの地区を連携させていくことが盛り込まれました。辰巳もまたオリンピックレガシーに与れる地域となりますね。

カヌーと海の森水上競技場は広い意味でウォータースポーツエリアと定められ、水上スポーツを都心近傍で楽しめるようにすることが書かれています。帰属の確定していない、中央防波堤には新しくバス路線も新設されます。

交通利便性の向上についてですが、BRTからアップデートはされていません・・・というか本当にBRTが通るんでしょうか。今の知事だと豊洲移転中止して巻き添えに環状二号線もオリンピック後まで開通しないんじゃないか、若干心配です。先日オリンピック組織委員会からも環2の整備について釘を刺されてましたね。

ということで、有明レガシーエリア久しぶりの続報となりました。有明の将来は明るいですね!またありましたらこちらのブログで取りあげます。

 

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