目の前の住宅がどうしても欲しい!でも今の住宅は思い入れがあるから売りたくない。セカンド住宅ローンはメチャ高い!いったいどーすればいいのー!
そういう人のために、以前から当ブログでは「1軒目では銀行ローン・2軒目ではフラット35」を提唱してきましたが、この場合、1軒目でフラット35を利用した場合、2軒目が買えないという事態になってしまいます。サラリーマンだとあっさり銀行の住宅ローンが使えるのに、経営者だとなぜか銀行の住宅ローンが使えない、ということも多く、全期間固定という魅力に惹かれて最初の住宅をフラット利用は結構います。
そういう方向け?の商品が出ました。ARUHIスーパーフラットです。もちろん、1軒目からも使えますし、通常のフラット35より安い価格となっています。ただし制限がひとつあり、頭金が2割必要です。これを用意できる人なら検討する価値はあります。
この商品、少し説明が必要ですね。フラット35は「買取型」と「保証型」に分かれています。
買取型:住宅ローンの販売店は住宅金融支援機構に債権を転売する
保証型:住宅金融再生機構が住宅ローンについて保険を引き受ける
の2タイプです。保証型はレアで世の中に出回っているフラット35は買取型です。ARUHIは通常の買取型(ARUHIフラット35)も取り扱っていますが、保証型(ARUHIスーパーフラット)も始めたということです。このブログで取り上げるにあたり、ARUHI側にいくつか疑問をメールでたずねてみました。
1.ARUHIスーパーフラットが、セカンドハウスの適用もOKと聞きました。
たとえば、既に自宅をフラット35で借りているとして、こちらを追加で借りることが可能なのでしょうか
はい、セカンドハウスの建設・購入資金でのご利用も可能です。また、既に【フラット35】(こちらは「買取型」と呼ばれるものになります)をご利用いただいている方が、ARUHIスーパーフラット(ARUHIフラット35(保証型))をご利用いただくことも可能です。
(余談ですが、既に【フラット35】(買取型)をご利用されている方がさらに【フラット35】(買取型)を利用することも可能です。
ただし、いずれの場合も返済比率に既存ローンの残債額が参入されてしまうことはご留意ください。)
2.その場合、フラット35の融資利用条件*で借りられるのでしょうか。
つまり、理論的には1軒目の上限8000万円+ARUHIスーパーフラットで借りる2軒目の上限8000万円となるのでしょうか?それとも、2つあわせて8000万円なのでしょうか。
一部違いはあるものの(下記参照)、基本的にARUHIフラット35(買取型)と基準は同じになります。
したがって、前者の「理論的には1件目の8000万円+2件目の8000万円」となります。ARUHIスーパーフラットの特徴的な事項は次のようなものが挙げられます。
・融資比率8割以下かつ自己資金2割以上必要です。
※当該2割部分について他のローンは利用できません。・借り換えはご利用いただけません。
借地、保留地等、融資実行時に抵当権を設定できない場合や、買戻し特約付の敷地の場合も取り扱いできません。・原則として、買取型より金利が低くなります。
※ただし、団信なしの場合です。
※万が一リーマンショックのような市場環境が悪化した場合はその限りではありません。
3.フラット35保証型の場合、団体信用保険についてはどうなりますか?
まず、前提として【フラット35】(保証型)では機構団信特約制度が利用できず、金融機関により取り扱いは異なります。
弊社では団体信用生命保険をご用意しておりますが、加入は任意となっており、
加入される場合は金利に0.3%上乗せされます。
しかし、団信ありで買取型の機構団信と比較しても総返済額は保証型の方が安くなります。
通常のフラット35と比べても金利が安いので、頭金をそこそこ積めるなら1軒目から検討してもいい住宅ローンですね。
*フラット35の融資利用条件とは:
年収が400万円未満の場合、30%以下。年収が400万円以上の場合35%以下で、借入額上限が8,000万円以下であること
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