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タワーマンションによくある”乾式壁”の防音効果は?

タワーマンションをいくつか見学すればわかりますが、ほとんどが隣戸との境目に”乾式壁”を採用しています。
マンションというと、コンクリートに囲まれた住宅と想像すると思いますが、乾式壁はコンクリートではありません。
鉄骨を組んでその中に吸音材を充てんし、石膏ボードでサンドウィッチしています。


画像出典:吉野石膏公式Webページより

タワーマンションは高い建物ですから、全体的に軽量に作らなければなりません。壁までコンクリートにすると上部構造が重くなりすぎて柱や梁を太くしなければならず、コストがかかります。
そこでだだっ広いフロアをまず造り、そのうえで外壁を軽量発泡コンクリートに、戸境壁を乾式壁でつくります。

中低層マンションはほとんどコンクリート壁ですから、いざ検討する段階で防音の不安がある方がいらっしゃいます。
(事実、私がタワーマンションに住む前はかなり懐疑的でした)

私が住んでみた感想だけですが、以下の印象です。
・隣がかなり騒いでも基本的に聞こえない
・掃除機のヘッドや家具をぶつける音は聞こえる
・むしろベランダの吸気口から音が聞こえたりする
・総合すると横からの騒音で気になることはほぼなく、上階の音の方が聞こえる

コンクリート壁のように重量がありませんので、掃除機のヘッドをあてるとゴツンと音が聞こえます。このため、タワマンに引っ越してから掃除機を少し注意深くかけるようになりました(笑)
ということで、生活するにはまったく支障がありません。こればっかりは住んでみなければ体感できませんが、過剰な心配は無用でしょう。むしろ、防音効果が200mmコンクリート壁とほぼ同等なら、壁厚が薄くなった分使える専有面積が広くなり得をします。あまり知られていない隠れたメリットです。

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コメント

    • ぷる
    • 2013年 4月 19日

    はじめまして。
    以前、デベの営業さんにお願いして、吉野石膏の音響ルームでこの乾式壁(136mm)単体での性能を体感したことがあるのですが、通常の空気伝搬音については、低音を含めたかなりの大音量でも全くと言っていいほど聞こえませんでした。音響ルームでは暗騒音がほとんどない状態なので一般的な暗騒音ではまず聞こえないと思います。(とはいえ、のらえもんさんが書かれているとおり、むしろ回り込みのほうが影響が大きいと思います)
    一方で、壁に直接コンコン、ドンドンといった衝撃を与える音は、ほとんどダイレクトに近い音量で聞こえました。のらえもんさんの実感と同じだと思います。
    吉野石膏の営業さんの説明では、千鳥上に配置したランナースペーサーを介すことで、壁の振動が伝わりにくくする工夫はしているとのことでしたが、どうしても完全な分離はできないので衝撃音はしょうがないですね。
    すべての住人がこの音の伝わり方を意識していればお互い住みやすくなるかもしれませんね(笑)

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