マンションコミュニティ座談会の七回目が掲載されました。この日は怒涛の3本撮りだったので、第六回・七回・八回と連続して続くことになります。
国道16号線がマンションと戸建ての境目だよね?という主張をしたくて延々郊外都市の新築時価格相場を調べていたのですが、16号といっても当然ムラがありますね。簡単に言えば、千葉・埼玉は16号線沿いに限界線があって、神奈川県南西部については限界線はもうちょっと先になります。座談会で用意した図では上げませんでしたが、いまの町田市の相場はちょっと前の近郊マンションと同じ値段です。小田急線は町田の先、厚木・藤沢・海老名あたりまで新築マンションビジネスは成立します。
神奈川の特殊事情を除き、このラインを超えると、「パワービルダー」と呼ばれる飯田産業を中心とした工務店が、土地付き新築建売が安いところで2000万円、高いところでも4000万円駐車場付きで売っているので、マンションと戸建価格が釣り合うことになり、管理費や駐車場代を考慮すると「マンションより戸建て」のインセンティブが働くことになります。もちろん、駅前超一等地ならマンションは成り立つんですが。
マンション建設単価の増加と共に、この限界線はだんだんと狭まっています。しばらく前ならこのラインよりさらに先までマンション用地は広がっていましたが、いまや新築マンション事業は首都圏近郊と大阪名古屋広島福岡仙台札幌のごく一部地域でしか成り立たなくなっている事業なのです。
↓といっても所沢はそこそこ高い
ま、そんな先行き少し暗いよねなんてお話をしたかったわけではなく、「ではこの先どうする?どうなる?」みたいなことをお話したかったのですが、なんとなく資料と最後のマイルドヤンキー話に引っ張られてしまった感があります。さて、どうしましょうかね。続きは第八回・中古マンション編で。
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