のらえもんさんには日々いろんなお便りが届きます。今回は買い手側の「仲介手数料無料」についての質問です。こちらについてお答えした回答をシェアさせていただきます。
===ここから===
のらえもんさんこんにちは
先日マンションのオープンルームを見学した際、不動産会社の営業マンから「仲介手数料無料」というキャンペーン?を提示されました。
それって本当にお得なの?他に何か裏があるんじゃないかと疑ってしまいました。
===ここまで===
なるほど、タダより高いものはない、という話は普遍的な法則ですからね。そのお考え、すごく健全だと思いますよ!
以前、「売主側手数料無料業者」については書いたことありますが、購入者側で仲介手数料が無料になるパターン、実はあります。
過去記事参考
ケース1:不動産会社がリノベ(リフォーム)して販売する物件の場合
一般消費者には聞き慣れないかもしれませんが、「買取再販事業」というものがあります。ポータルサイトには、一般の売主が出す「仲介」物件と「買取再販」物件が区別なく同時に出てくるので若干わかりにくいのですが、築古でリフォーム済・リノベ済である物件で取引態様が「売主」になっている物件のことになります。
買取再販は、不動産屋さんが
・マンションや戸建てを仕入れて、
・リフォームやリノベが必要であれば手を入れて、
・広告活動を行い、
・一般消費者に販売することです
ということで、物件の「販売」となりますから、そもそも仲介手数料”無料”というよりも仲介手数料が”不要”なんですね。
買取再販事業については、この事業を最近始めたすんで埼玉氏の事業進捗ツイートが参考になります。
はじめての買取再販㊗️仕入れ決済だん! pic.twitter.com/GyL51WzEBF
— すんで埼玉 (@sunde_saitama) November 20, 2023
すんで買取再販進行中🦏 pic.twitter.com/vG0glbAymg
— すんで埼玉 (@sunde_saitama) December 3, 2023
はじめての買取再販、決済完了㊗️ pic.twitter.com/zwXqAgaddQ
— すんで埼玉 (@sunde_saitama) May 31, 2024
X(Twitter)で発信力があるアカウントなので、こうやって集客を自力でかけられる。InstagramやYouTube、Tiktokで集客というやり方も、ポータルサイトの集客一本槍も、買取再販を仲介してくれる業者を重視する業者も、みんなちがって、それでいい。
はじめての買取再販に最大レバかける pic.twitter.com/FM5ivU60gV
— すんで埼玉 (@sunde_saitama) December 4, 2023
ケース2:不動産仲介会社が扱っている物件が売主物件である
先ほどのパターンの変化系ですが、「購入時の不動産仲介手数料無料」とうたう不動産仲介店が存在します。
有名どころでいえば「和田京子不動産」でしょうか。
彼らが無料で紹介する物件は、「売主物件」のみとなります。仲介物件は、仲介手数料無料とはならないのです。
不動産仲介店が会てのお客様を連れて売主物件を紹介し、成約があると、売主から販売手数料がもらえます。もちろん、不動産仲介店ですから買主に仲介手数料を請求できますが、広告戦略として行わない、ということになります。
===
世の中、何かしらで利益を得ないと仕事として成立しません。不動産仲介料無料といっても、他で利益を得ているということになります。この点を理解できていれば、不動産仲介料無料もおかしくはないのです。
ちなみに売主側の「仲介手数料無料」も裏側がありますね!
それは、必ず両手取引しかしません宣言です。
そりゃそうで、売側からもらえないのであれば、買い側からもらうしかありませんので。
これは、圧倒的に売れにくいです(価格が安ければ別ですが、、)… https://t.co/0I9yMtcLxc— 芝崎健一@タワマニマン (@shibasan_towerz) June 13, 2024
この記事へのコメントはありません。