ネタに困ったときのask.fm。少し長文になりそうだったので、こちらでお答えいたします。
一般媒介と専任媒介についてどちらを選ぶべきか教えてください。
Q:
一般媒介の場合、チラシを配ってくれないなどのデメリットがある一方、同業他社と競わせる効果があり、また囲い込みもされにくいと思います。専任媒介はこの逆でしょうか。 まずは一般媒介で取り組み姿勢を見て、最もよかった業者と専任媒介を結ぼうかと思っていますが、のらえもんさんはいかがお考えでしょうか。 なお、当方のマンションの属性としては築浅・駅近ですが、所在地域では特に人気の高いマンションでなくごく一般的なマンションです。
A:
一般媒介と専任媒介、一長一短があり、ケースバイケースであることが多いです。かなりご自身で調べた上でのご質問と推察します。一般媒介の期間を2,3ヶ月取り、付き合った上で専任を任す、というのは手早く売却な理由がないようですので、基本は正しいと私は考えます。
一般媒介のリスクについて、他所であまり書かれていないのは「囲い込みリスクがなくなる代わりに、調整にかかるコストは売主が負担する」ということだと思います。これは人気マンションでかつ値段が魅力的な、つまりすぐ売れそうなお部屋の場合、特に当てはまります。
図にしますとこんな感じです。
専任媒介の場合:
専任媒介を受けた仲介業者が自分に直で来た客だけを内見させ、他の仲介業者から来た客をブロックするのがいわゆる「囲い込み」となります。一般媒介で複数社と契約すれば、囲い込みは原則起こりようがありません。
一般媒介の場合だとこうなります:
一番手・二番手機能、例えば一番先に手を上げた人がローンで落っこちてしまった場合にリザーブしていた二番手の人に・・・なども働きませんので、調整機能をすべて自分で引き受けられる人は一般で複数社にしておくべきでしょう。
この調整機能が欲しい方は、複数社訪問して信頼できそうなところに専任で依頼する、は大いにアリだと思うのです。
「マンションの属性としては築浅・駅近ですが、所在地域では特に人気の高いマンションでなくごく一般的なマンションです」とのことですが、ある程度需要のある沿線の駅近マンションなら、それなりの価格を出せばお客さんは集まると思います。売り出す理由はわかりませんが、、、まず言えるのは
・「囲い込み」を噂されているところにいきなり専任で預けることと
・売却手数料無料業者に依頼すること
・根拠なく高い査定価格を出して、「ウチなら売れます!」と豪語するところに専任すること
だけはやめといたほうがいいですね。
売却手数料無料業者、チラシも入ってきますがなぜやめた方がよいのでしようか?