フラット35は10月より制度が変更となり、団体信用生命保険込みの金利となります。2017年10月の制度変更後初回金利は1.36%となりました。
画像出典:住宅金融支援機構フラット35トップページよりキャプチャ
2017年9月の金利は1.080%でしたが、9月時点で旧機構団信加入した場合は保険料と合わせて1.438%だったため、実質では0.078%の値下げとなりました。ただし、同時にフラット35Sの金利優遇幅が0.3%⇒0.25%と削られてしまったのでこの値下げはインパクト少ないです。また、この機構団信のオプションは、似たような効果を持つ収入保障保険に比べると、加入時若ければ割高でしたので、付けるかどうかは微妙なところでした。
機構団信のメリット:年齢によって団信料金が変わらないので組めるギリギリの高年齢の人にとっては有利。また、保険料は最初が高く、だんだん安くなる(金利付加なので)。
収入保障保険のメリット:若い人ほど、月々保険料が安いので有利。保険料は一定で補償額が年を追うごとに下がってくる。
10月からの新機構団信も上記と同様で、申込時年齢が70歳未満までとなりますので、年齢が高いほど有利な内容となります。逆に言えば若い人は不利な内容なのです。
今後、フラット35買取型は「団信付き」となりますので、収入保障保険でヘッジをするというやり方は塞がれてしまいました・・・あくまでも買取型は。フラット35はメジャーな買取型とレアな保証型に分かれていまして、上記は保証型には適用されません。
訂正20171006:フラット35の公式Webページによりますと、原則団信付きだけど、外すこともでき、その場合は−0.2%引きということでした。
健康上の理由その他の事情で団体信用生命保険に加入しない場合も、【フラット35】は利用できますか。
健康上の理由その他の事情で団体信用生命保険に加入しない場合も、【フラット35】をご利用いただけます。
その場合の借入金利は、「新機構団信付き【フラット35】の借入金利-0.2%」です。なお、お客さまに万一のことがあった場合、団体信用生命保険に加入していないと【フラット35】の債務を返済する義務が残ります。
ただ、団信削って−0.2%だと、金利は1.16%になりますので、制度変更前の前月より値上げとなりますね。やはり後述する保証型の方が有利です。
—追記ここまで
保証型は私が知る限り、ARUHIのみが取り扱っています。
「団信不加入」の文字がありますね。特に、頭金を2割以上用意できる「ARUHIスーパーフラット8S」は35年固定金利が0.980%を1%を切った金利で提供されています。ここから35S対応住宅であれば、更に金利が0.25%当初期間引かれます。みずほ銀行が全期間固定団信込み1.19%で提供していますが、商品力はこれと同等かそれ以上にあります。
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