先日読者の方から指摘されて気づきました。この4月は各銀行とも住宅ローン金利を上げてきたというニュースがありましたし、先日はそのようなエントリも上げました。
各銀行の住宅ローンは若干の金利上げ、フラット35は爆下げ
金利上げは、固定金利型に留まっていて、変動金利はほぼ各行変わらず、というところです。10年国債金利が地面を掘っている状況での金利上げですが、各行とも収益性の心配と期末駆け込みキャンペーン終了ということでしょう。一方、全期間固定金利のフラット35はむしろ爆下げとなり、史上最低金利になりました。なんと年1.19%!!少し前の10年固定とほぼ同じくらいの水準まで下がってしまいました。
変動と10年、そして全期間固定金利のスプレッドはかつてないほど狭まっています。
しかし、実質フラット35よりも安い35年固定金利の住宅ローンを見つけました。三菱東京UFJ銀行の「ずーっと固定金利コース」です。金利一覧はリンクからたどってください。
なんと2016年2月現在、団体信用生命保険付き金利で固定35年・年1.22%!!驚きました。フラット35はこれよりちょっとだけ安いのですが、団信は別料金です。実質金利では過去最安値となりますね。
ただし、1つだけ留意点があります。
保証料の支払いは一括前払いのみとなり、利息組み込み型ができません。ま、固定35年を1.22%で借りるのですから、なかなかここから借り換えは考えづらく、一括前払いでも不利ではありません。(不利になるのは約11年以内に一括完済した場合)
そのほかに、”同一勤務先に満3年以上勤務されている方で、当行に給与振込(当行規定による)をご利用中”・”「スーパー普通預金(メインバンク プラス)」および「三菱東京UFJダイレクト」を利用中または今後利用すること”という条件がありますが、こちらは特に不利な点ではありません。
フラット35Sを使えば5年間分は0.3%マイナスになるとはいえ、それを含めても損得ではこちらのほうが上ですね。
ただ、実際35年全期間ずっと払い続ける人は極少数でして、20年後の退職時に一括返済する人は多いです。となると、住信SBI住宅ローンの固定20年・団信全疾病保証付が、実質は安くなっちゃうかなぁ・・・(固定20年終了後はかなり優遇幅が下がってしまいますし、60歳超えると借り換えも難しくなりますけど)↓
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