東雲地区は東京駅から見て湾岸タワーマンションが林立するエリアを並べると、
有明と並び最深部エリアとなります。
先のエントリ”湾岸最深の住居エリアとしての有明の立ち位置“で
有明のSWOT分析を僭越ながらしてみましたが、
今回は東雲、特に東雲キャナルコートの地区としてのSWOT分析をしてみましょう。
SWOT分析とは
Strengths(強み):内的要因よる他より優れたところ
Weaknesses(弱み):内的要因よる他より劣ったところ
Opportunities(機会):外的要因によるチャンス
Threats(脅威):外的要因による障害、阻害
を列挙して、自身のポジショニング、立ち位置を明らかにする分析手法のことです。
写真の出典:足成
もし、違和感を感じられたら遠慮なくコメント欄へご意見ください。
内的要因
Strengths 強み
- 東雲キャナルコートとして東京としては大規模再開発地区である
- 地区全体に整合性のある開発がされており、デザイン性が高い居住区
- 賃貸/分譲がバランスよく配置されており、住民層の固定化解消が図られている
- 有楽町線辰巳駅が最寄。都心直結のメトロ路線を使える利便性に優れる
- りんかい線東雲駅も使用可能。りんかい線は現状座って通勤できる路線である
- イオンが地区内にあり、庶民的な価格の大規模スーパーが徒歩圏にある
- 分譲マンションはそれなりの価格形成がされており、値落ちも少ない
Weaknesses 弱み
- プラウドタワー東雲でキャナルコートの開発は終了、これからは古くなるのみ
- 最寄り駅の辰巳駅前は何も無い。東雲駅も何も無い。豊洲と落差がある。
- 晴海通り向こう側と違いすぎる。環境も雰囲気も生活感も
- マンションにより指定校区が第二辰巳小・東雲小と二分化
- 隣接の豊洲有明晴海、辰巳でさえこれから開発計画があるが東雲にはない
外的要因
Opportunities 機会
- 隣接地区の有明において住友不動産による大規模開発が計画中
- 豊洲も豊洲5丁目、6丁目の開発が継続中
- ほど遠くないところに豊洲新市場が建設中
Threats 脅威
- 震災による心理的、物理的ダメージ。液状化も有
- 東雲以外に勝どき晴海月島豊洲東雲で合計数千戸の発売計画
- 少子高齢化の進展による日本全体の需要減
- 辰巳団地の開発終了は15年後、そのとき東雲キャナルコートは築15年以上…
ひとつひとつについて別エントリを立てて述べていくつもりです。
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