国交省の成約価格情報サイト、レインズで東雲のタワーマンションを抜き出してみました。

江東区東雲地区、辰巳駅徒歩10分以内、築年数でデータを抜き出しました。
このレインズシステム、しばらく前から仕様が改悪されていまして「徒歩７分」という表示ではなく、「徒歩１０分以内」というファジーな条件しか表示されなくなりました。
このため、築年数を手がかりにしています。一部違うマンションの成約情報が紛れ込んでいる可能性がありますが（特にビーコンタワーレジデンス）、ご容赦ください。

さて、ビーコンタワーレジデンスの中古額面価格より、パークタワー東雲の価格が安かったこともあり、東雲の中古タワーマンション相場は下がった？という印象でしたが、データで見るとどうだったのでしょうか。

東雲の４マンションを成約時期をキーに表にしてみます。

こう表にして見ると、特に2012年10月から12月にかけて、値下がりしたという印象はありません。
ただ、アップルタワー・キャナルファーストタワーの2物件に関してはほぼ坪単価200万円以下に収斂したと考えられます。Wコンフォートタワーズも、160〜180万円程度のボックスになっています。

2010年あたりから見ますと、1割〜1.5割程度下がったと思いますが、これは震災の湾岸忌避が原因でパークタワー東雲の影響はあまりないのでは？とこの表からは読めます。そもそも、2012年初頭からプラウドタワー東雲が売り出されておりこちらも低層階200万円〜の値段でしたので、これと相乗効果で2012年、東雲地区全体として若干下げだったのでしょうね。

新築価格と比較して、既に十分割安と感じる価格だと思いますので、これから大規模物件の供給が増える2013年の東雲中古タワーマンション価格は昨年とほぼ同じ坪単価あたりで推移すると考えます。

根拠としては、パークタワー東雲だけでなく、これからバンバン宣伝打っていくであろう近隣SKYZ・BAC検討組からの流れ組もある程度期待できるからです。東雲キャナルコート内なので、後発組のSKYZやBACより生活環境が整っていることもポイントです。

あなたの不動産売却に、ひと肌脱ぎます。
↓↓湾岸エリアでのマンション売却をお考えの方はこちらから！↓↓

↓↓お仕事や取材の依頼はこちら↓↓
（所属先の株式会社新都市生活研究所のWebサイトへ飛びます）