このケーススタディ集は、のらえもんに実際にあった相談を元に、情報をぼかした上で、私がどう答えるかをシミュレーションしたものです。
ゆえに、実際の回答メールとは若干異なりますが、要旨はかわりません。
「住宅ローンの頭金はどれくらいが適当ですか?」
Q:
のらえもん様
はじめまして、Aともうします。相談は3点あります。
(略)
最後に住宅ローンについてです。
以下は無謀なローンであるか、ご意見等あれば教えてください。
物件と諸経費を合わせて8000万円くらいの買い物になりそうです。
▼家族
夫:年収1200万円、38歳
妻:年収1100万円、36歳
子:1人
ただし妻の職場は離職率が高く辞める可能性があります。
諸経費込で頭金を4000万円程度見込んでいます。
残りの4000万円を35年の住宅ローンで組む予定です。
A:
いつもお世話になっております、のらえもんです。
無謀なローンと全く思いません。私がその条件でしたらできるだけ借入金額を増やします。
今回購入される物件の所有権は奥様と5:5でしょうか?例えば3500万円づつの住宅ローンを組むのはいかがでしょう?
メールのとおり頭金を4000万円入れてしまうよりも、利点はいくつかあります。
- 住宅ローンは銀行で借りれば団信付きです、残高と同額の生命保険と同じ効果があり、普通の生命保険よりも費用的に有利です。
- 最大4000万円まで住宅ローン残高の1%控除をうけることができます。1%以下で借りれば、実質金利がかかりません。つまりタダで残高同額の生命保険がついてくることになります。
- 将来インフレに転じる時が絶対に来ると考えています。そうなった場合、現状の低金利でローンを組んでいた方が有利です。
- 手元に3000万円持っていたほうが、投資や自分の起業など将来の選択肢が増えます。
住宅ローンは勤続年数があるサラリーマンの特権ともいえる制度です。ましてやこんな低金利で借りれるチャンスはめったにありません。
良い物件を選ぶと同じくらい、良いローンは資産になります。
また銀行は営業マンや仲介さんからおススメされるところをそのまま使うのではなく、自分で探した方が良いでしょう。この話は長くなるので、また別の機会にでも。
ご参考になれば。
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