春のスムログのお便りキャンペーンやっています。こちらのブログの方に投稿した方が良い質問が来ましたので、こちらの本ブログでお答えいたします(なお、スムログ運営からの質問転用許可はいただいてます)
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差出人のハンドルネーム:日比谷男
質問内容:
日比谷(有楽町駅)勤務の40代(妻・子2人)です。通勤も楽な上に街の利便性が魅力で、豊洲のタワーマンションの中古での購入を第一候補に、この2年くらいネットで調べたり、たまに現地調査などをしたりしていました。予算は7000万円です。
ご承知のとおり予算7000万円で豊洲のタワー(中古)を見ていると60~75平米がせいぜいです。コロナショックで値下がりを期待してますが、それでも80平米超で好条件の物件は難しい感触です。
悩みは、最近、すこし範囲を広げて探して目に入った東雲のタワー群が気になって仕方がないことです。同じ予算で物件によっては100平米超が買えます。でも、東雲はイオン以外なにもない。辰巳駅はびっくりする寂しさ。「豊洲も生活圏」と営業マンは言いますが、豊洲駅まで徒歩15分くらい、ららぽーとやビバホームは20分以上かかります。明らかに豊洲住民ではないですよね?
でも、逆にたった1駅の違い、15分とは言え豊洲徒歩圏、(もうすぐ有明ガーデンも徒歩15分圏に)といったことを受け入れれば、100平米も手に入る。コスパ最高だろう・・・。
いやいや、豊洲の雰囲気と東雲はぜんぜん違うだろう、60~70平米でも「豊洲」にしておけ、将来売る時の価格維持率も東雲とは違うはず・・・
と逡巡し、結論が出ないのです。
「テレワークが広まり、広い間取りが人気化する」といった説も出ているので、広い東雲が評価される日が来るのか。しょせんテレワークなんて勤労者の1割も実施できていないのだから、無視するべきか。むしろ開発がますます進み、コロナ関係なく価値が上がり続ける豊洲か。
湾岸地区に精通された、のらえもんさんのご意見をお聞かせ願えますか。
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おっしゃる通り、豊洲と東雲は隣でありながら似て非なる街です。
豊洲は、住商業+遊が複合した街であり、
東雲(一丁目)は、住宅に特化した街であります。
(豊洲はもはやタワマンとららぽーとだけの街ではありません。近代的なオフィスビルが立ち並びながらも、すぐ近くの豊洲埠頭には様々な娯楽施設・イベント施設が相次いで建設され、広々とした公園もある、東京で最もホットな街のひとつです)
(東雲キャナルコートは、三菱製鋼の跡地に建てられた巨大住宅プロジェクト。豊洲駅からも徒歩11分程度でキャナルコート北端に辿りつきます。メインとなる駅は有楽町線辰巳駅もしくはりんかい線東雲駅で、どちらも駅前は何もない、寂しい駅前となります。喧騒とは一歩離れた場所にあり、住環境としては恵まれています)
豊洲のマンションが高いのは理由があります。街としての魅力が、東雲より上回っているからです。どこか郊外的でありつつも、都心に近い場所としても成り立ちます。部屋が狭くても街中にアウトソーシングできる機能が多いとも言えるでしょう。外食をはじめとするサービス産業は、年々伸びていました。お金を払ってサービスを受けることが当たり前になると、住まいには「閑静」よりも「利便性」を求める人が多くなりました。
しかし、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行が、「街中にアウトソーシングを求める」ことに待ったをかけはじめました。
緊急事態宣言前後から在宅勤務を始め、学校や保育園に行けない子どもと同居すればわかりますが、狭い部屋では詰みます。とても仕事ができる環境ではありません。結局、集中できるスペースとリラックス、開放できるスペースを家の中に抱え込む必要が出てきます。
こうなると、東雲のタワーマンションが持つ広い部屋の魅力が相対的に増してきます。いくら便利な街の中に住んでいても、外に出られないのでは何の意味もなりません。ミニマリストは今回本当に困っているはずですし、シェアリングエコノミーは大打撃を受けています。何も持たない生活やシェアリングは世の中が正常に動き、相互信頼があってこそであります。やはり緊急時には、自分でリソースを抱え込める保有の方が強い。
・・・とここで、日比谷男さんの質問に立ち返るのですが。
「結局、あなたは自分の住まいに何を求めるのでしょうか?」でファイナルアンサーかと思います。人類はCOVID-19を克服できますし、全人類にワクチンが行きわたったら、都市化の恩恵を受けるのはやはり豊洲です。しかし、在宅勤務が普通になった世の中で、引き続き在宅勤務を行いたいのなら、自分の家にワークスペースを容易に確保できる東雲かと思います。
1年、長くても数年我慢して、その後の利便性を買うのか
それとも、ワークスペースや趣味ができる場所を自宅の中に抱え込むのか
ご自身の趣向で選ばれたら良いかと思います。なお、自転車を使えば豊洲なんてすぐですし、タワマンなら運河そばの開放感や辰巳の森緑道公園などもあり、実際の生活上でそこまで東雲が劣るとは思いません。有明ガーデンも開店します。
相対的な東雲の魅力は向上していると思いますね。
アップルタワー東京キャナルコート 8階 5,250万円 93.13m²
→東雲タワマンで坪単価最安値…郊外の値段だけど、有楽町線駅徒歩7分タワマンです。
パークタワー東雲 28階 6,480万円 74.25m²
→東雲タワマンの中でもバランスの良さで一番人気&免震のパークタワー東雲。しかも眺望を遮るものが無い南向きがこの値段で出てきた。気持ちの良い景色。
プラウドタワー東雲キャナルコート 28階 6,480万円 84.25m²
→良好な管理で知られるプラウドタワー東雲がこの価格。少し前から比べるとだいぶ下がってきた。
今は豊洲のタワーに住んでいます。東雲にも住んだ事があります。比べると豊洲がいいです。一駅は歩きを含めて20分差の違いをかんじました。東雲は、旧来からの近隣の居住者が豊洲とは違います。ただし豊洲も別の問題がありますが。両方とも土壌や地下水質に悪材料があります。育ちが良く無い若い高収入な奥様が、ぶいぶいいわして買い物する豊洲は活発ですがリタイア組には嫌な思いをすることになります。仕事中心の現役世代の40才台には豊洲でしょう。東雲はおすすめしません。
東雲キャナルコート在住者です。
こちらからすると、東雲の良さを満喫しているので、
世の中にここが知られてしまうのは非常に怖いww
それくらい住むには最高です。
豊洲は東雲のお庭くらに考えていて、しょっちゅう利用しています。
普段の買い物はイオンの方が絶対便利です。
有楽町線も辰巳駅から乗った方が絶対空いてますし、
りんかい線での通勤は、実は当方は行きも帰りも座っています。(定期は高いけど)
どの駅からもそこそこ遠いですが、毎日の歩きは体にはいいです。
と、良さをアピールしてはいけないんだった!!ばれたくない!
資産として考えるともちろん豊洲には劣ると思いますが、のらえもんさんのいう通り、
何に重きを置くかですね。
↑ばちばちやん。