ケーススタディ集

「10年以内の売却でもフラット35を選びますか?」:ケーススタディー集

このケーススタディ集は、のらえもんに実際にあった相談を元に、情報をぼかした上で、私がどう答えるかをシミュレーションしたものです。
ゆえに、実際の回答メールとは若干異なりますが、要旨はかわりません。

「新築マンションを購入しました。10年で売却する予定ですが、それでもフラット35を選びますか?」

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Q:
のらえもん様

Kと申します。
はじめまして、いつもブログを拝見させていただいております
(略)
住宅ローンの件で、ご意見頂戴できれば幸いです。
のらえもん様はブログ内で現状であればフラット35が良いと記載されておりましたが、
10年で売却する予定でもフラット35を選びますか?
(以下略)


noraemon

A:
いつもお世話になっております、のらえもんです。

その条件であれば、私はフラット35を選びません。

固定金利期間というのは将来の金利上昇に対する保険とお考えください。
現在は金利が低いため、これ以下の金利はあったとしてもわずかであり、いずれは上昇すると考えてよいかと思います。

そのような現状認識の中で、10年後売却でフラット35、つまり35年間の固定金利を選ぶとなると、残りの25年間は無駄な保険料を払うことになります。ということで私なら「10年固定」もしくは「変動金利」のどちらかを選ぶでしょう。当初期間の引き下げ幅が大きい場合は、「2年 or 5年の固定」という選択肢もありえます。

もっといってしまえば

保証料を最初にアドオンする住宅ローンも、10年程度の将来転売を考えると不利となります(フラット35は保証料不要ですが)。

よって、手数料・保証料を取らないローンを自分で探すでしょうね。新築もしくは中古の仲介の提携ローンは表面金利上は有利なことが多いですが、手数料・保証料まで考慮に入れるとそれほど有利でもないというのが私の印象です。

 

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