のらえもん宛に実際に来た相談・質問に対して、個人的な返信後、あらためてブログ上でお答えする、ケーススタディー集です。今回も、質問者の許可を得て再構成した上で掲載いたします。
最初に見た物件が希望通りの物件で申し込みましたが、契約前に不安になりました。
Q:
はじめまして。中古マンションの購入を考えている◯◯◯◯と申します。
私は現在36歳で妻と子供2人の4人家族です。長女の小学校入学を来年に控えており、これまで賃貸物件だったのですが住宅の購入したいと思い、昨年末より検討を始めております。
今は妻の実家近くに暮らしていて、子供が風邪を引いた時など祖母の助けを借りつつ生活しています。
夫婦共働きで、かつ妻が土日出勤ありのためかなり助けられています。
1月下旬に希望地域の不動産屋を訪ね、よさそうな物件があったので内見をしました。
(かなり長いので〜中略〜 最初の見学物件がとんとん拍子に進み、指値も通り購入希望書を出したそうです)
実は契約日がもうすぐそこに迫っているこの時、いろいろ考えていて不安がよぎってきました。
●わざわざ便利な妻の実家の近くを捨てて、移動する必要があるのか。
●築12年なので、やはり共有設備の古さを感じる。ペアガラスでは無い。
●一番最初に見た物件で内見から契約まで慌ただしく、自分の中で物件を探し切った感が乏しい。
●今契約して引き渡しが3月下旬です。来年の3月まで約9か月間、妻の実家にお世話になることになり大変そうです。そこまでして住む場所をかえる意味があるのかどうか悩んでます。
●上層階かつ南向きなので最重要視している日当たりは問題無し。周辺環境も静かで希望通り。
以上の理由から、申し込みはしたものの決心しきれないでいます。
妻はもう転居の意思は固めているらしく、今の申し込み物件に決めてもいいと思っているようです。
乱雑な文章ですみません。
契約前に不安になり相談させていただきました。
何かアドバイスいただけますと幸いです。
A:
相場より安く購入できそうとのこと、また最初の内見で気に入った物件に当たって良かったですね!
ひとことでいえば、既にルビコン川を渡っているのですから、奥様の覚悟に従うべきだと考えます。
たしかに、いまのフェーズは契約前ですので購入意思を撤回、契約前キャンセルすることは可能です。しかし、そうした場合も、また◯◯さまは物件のポジティブ面を考えて「あのときやっぱり買えば良かった」後悔しそうでありますし、なにより既に転居の意思を固めている奥様との関係も悪くなるでしょう。
ペアガラスや共用部よりも、「家庭内の平和が第一」ではないでしょうか。住宅の購入は家族の幸せの総和を増大させるために行う行為です。
奥様の実家と離れることに不安を感じていらっしゃるようですが、それなら今以上によりよい関係を持ち、若干遠方に引っ越しても頻繁に孫を見にきていただく関係を築くことに力を入れたほうが良いかと考えます。
築12年なので、内装がきれいといってもそこそこダメージは目立つことは避けられません。
せっかくの新居生活、奥様が喜ぶよう、多少リフォームをしてきれいにするのはいかがでしょうか?
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その後の返信メールで「ペアガラスより家庭内の平和・・・本当にその通りだと思いました。一時はキャンセルする事も考えましたが、深夜まで妻と話し購入を決意しました。晴れやかな気持ちで契約に向かえそうです。」とのお返事をいただきました。
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