平成25年10月〜12月の中央区議会議事録が公開されました。
議事録を追っていくといくつかBRTについて突っ込んだやりとりが見られたのでエントリを立てます。
「平成25年 東京オリンピック・パラリンピック対策特別委員会(10月18日)」をコピペしようか考えたのですが、あまりにも長いので箇条書きにまとめました。
- 中央区長はオリンピック開催に関して、東京都知事に要望書を提出。その中に「大量輸送機関」と書かれている
- 中央区としては、「大量輸送機関」はゆりかもめではなく地下鉄等と考えている
- まずはBRTの平成28年の運行開始を目指している。
- 警視庁や東京都との協議によっては平成28年からの運行がずれ込む可能性がある。
- ここ10年間は基本的にBRT
- BRTは単なるバスではなく、定時性、速達性を兼ね備えた専用レーンもしくは優先レーン・信号処理システムを組み合わせる
中央区はゆりかもめ延伸を望んでいなくて、BRTを積極的に進めるという印象です。
こちらについては、先日以下のツイートをしていました。
ちなみにいろいろ取材した結果、既にこれは確定路線ぽい。BRTで終わり。BRTとLRTは輸送力にあまり差が無い RT @dkoba 確かに、区として投資するより都とかメトロに作らせた方が負担が少なくて済むわな。逆にこんなスタンスだとBRTどまりでLRTは放置プレイになりそうな予感
— のらえもん (@Tokyo_of_Tokyo) 2014, 2月 15
LRTは、軌道敷設に金がかかるし、電線問題をどうするかもある。一番大きな問題は「車両基地を中央区内に確保しなければならない(軌道の上を走るから)」ってこと。晴海のどこにそんな土地があるの?BRTは別のところに車両基地があっても、バスだから大丈夫。
— のらえもん (@Tokyo_of_Tokyo) 2014, 2月 15
中央区は、一番頭の痛い車両基地問題をBRT民間委託先に丸投げしようとしてるんじゃないかと邪推。
— のらえもん (@Tokyo_of_Tokyo) 2014, 2月 15
このツイートの時には、この中央区委員会の議事録等の情報は掴んでなかったのですが、LRTはあくまで「将来検討」ということで、結局はBRT止まりのでは?という邪推はある程度当たっているかなと思いました。
こんにちは。
昨日、都知事の方針表明を見ましたが、オリンピック関連の開発については交通インフラではなく「道路インフラ」という限定的な表現をしています。
都はゆりかもめや地下鉄などの「鉄道インフラに」は消極的という姿勢を示しているように感じました。