少し前ですが、東京都が「東京都長期ビジョン(仮称)」の中間報告を発表しています。文章もpdfで公開しています。
・史上最高のオリンピック・パラリンピックの実現、そしてその継承と都市の発展
・少子高齢、人口減少社会への課題を解決
の二本柱で世界一の都市・東京の実現を目指す形です。基本的に新情報はありませんが、よくまとまっているので時間があるときにご一読をおすすめします。
全部を挙げていくときりがないので、臨海部に関する一部分だけを抜粋しますね。
選手村の住宅入居開始は2021年度と書かれています。選手村はベッドルーム中心ですので一度リフォームしないといけません。並行して分譲するのでしょうかね。また、「選手村は14階程度の中層住宅」と発表されていましたが、それでは元が取れない(整備は民間主体なので利益が出ないとダメ)ので、結局タワー型になるのではと最近よく見かけるようになりました。
環状二号線・首都高晴海線の開通は2020年、晴海ICの開通はオリンピックに間に合うかギリギリですね。
この時までには、圏央道や外環道も開通、中央環状線も2014年に開通し、車も便利になります。
お台場~大井間の東京港トンネル・国道357部分は2018年度開通と書かれています。ちなみに、お台場⇒羽田空港方面のトンネルは既に開通しており、2015年度には先行開通予定です。
また東京港の再構築ということで、臨港道路南北線の整備も書かれています。
この計画、のらえもんは今まで知りませんでした…。東京港フェリーターミナルの横から中央防波堤の島までトンネルを通す計画です。こちらも完成は2020年度。また大型クルーズの客船埠頭が船の科学館横にできそうです。
また上記資料を読むと臨海エリアで広域的なシェアサイクル導入が予定されているようです。この辺はまた別記事にしましょう。環状二号線を通るBRTの導入は、この資料でも2019年度開通。BRTの始点である虎ノ門地区については「交通結節点」ということで、日比谷線、銀座線の地下鉄新駅を作り、BRTのバスターミナルとの乗り換えを容易にするようです。
臨港道路南北線についてはこのブログで触れたことが無かったので、もう少し詳しく調べてみました。
「臨港道路南北線」でググると国土交通省のpdfが出てきます。
中央防波堤外側に大規模なコンテナターミナルができるんですね。これも知りませんでした。H26供用開始ということでもうすぐですか。んで、中央防波堤に行くルートは現状、羽田側・青海側・ゲートブリッジ経由で新木場側の3つですが、青海側の混雑がヤバいとのこと。この道路、私は誰も通らない深夜しか基本通らないので、渋滞になってるの知らんかった・・・
青海経由でトラックがお台場に流れて、台場の死傷事故率が非常に高いので、これを緩和する効果もあるそうです。臨海南北線は有明テニスの森南西部分で国道357と交差するので、ここで都心方向に流すということでしょうか。
(上図をよく見ると、もう一本南側の道路経由でレインボーブリッジと東雲方向に流れると書かれていますが、こっちが想定本線なんでしょうかね。となるとパレットタウン東側の交通量が跳ね上がることになります。)
最後に、国土交通省のpdfで上図がかかれていました。青海CT地区は一部中央防波堤に移転するようです。となると、空地ができますね。
>青海CT地区は一部中央防波堤に移転するようです。となると、空地ができますね。
残念ながら、既存の事業者の区画を広げるようなので、空き地はできなさそうです。1業者当たりのヤードを広げて例えばコンテナ5段積み→3段積み、にすると搬出入がスピードアップできるそうでう。東京港の効率化のためには必要な措置なんでしょう。
のらえもんさん へ
今日の日経新聞等の記事ですが、のびのびになっている
AGCとの関係は、どうでしょうか?
タワマン+商業施設は、当初の予定通りお願いしたいものです。