すしざんまいと大和ハウス工業が手を上げて最終的に辞退した、豊洲新市場の千客万来施設。複数事業者から提案があったと日経新聞が伝えています。
豊洲の場外施設再公募、複数の事業者が提案 3月に決定
2016/1/19付日本経済新聞
東京都は18日、豊洲市場(江東区)の場外に開設する観光施設「千客万来施設」を整備・運営する事業者からの提案書の受け付けを締め切った。関係者によると、複数の事業者が名乗りをあげた。都は提案書の内容を審査し、3月上旬に事業者を決定する予定だ(以下略)
改めて状況をまとめてみましょう。本来、豊洲市場付属の千客万来施設は市場の開場と同時期のオープンを予定していましたが、コンペの結果勝ち残ったすしざんまいの辞退によりゼロに戻ってしまいました。これにより空費した時間は約2年。与えた影響は非常に大きいものの、違約金が取れない結果だったために東京都にとってはバツの悪い結果となっていました。
そこで
- 事業期間を30〜50年と幅をもたせる
- 敷地面積が微妙な5街区をいったんペンディングとして、用地が広い6街区のみで提案させる
- 覚書締結後のキャンセルは違約金を取る
- 市場開場後”速やかに”開設する
という条件としました。平成25年の募集の時より、BRTについての記載が増えたため、ゆりかもめと都バスしかなかった公共交通機関にBRTが加わったのは本計画にとって明らかなプラス材料でしょう。
平成28年3月に事業予定者の公表とのこと。次こそ決まってスムーズに開設までもっていってほしいです。
本件土地の交差点対面側の敷地は何か決まっていますか?
BRTはどこに停車するんでしょうね?