湾岸タワーマンションをメインにした当ブログですが、近隣にちょっと気になるマンションがありました。鹿島建設と住友商事が売主の”木場レジデンス”です。
有明からはそう遠くないのでモデルルームに訪問させていただきました。
立地・周辺環境
江東区木場は、元々は江戸の建設資材の集積場でした。ここまで東京湾があったからです。現在はその面影も無く、商業ビルやマンションが立ち並ぶ地域となっています。湾岸地区と違い歴史ある街ですので、近くに神社等が存在します。
マンションの立地ですが、
南面は、フジゴルフセンター(ゴルフ打ちっぱなし)
東面は、独身寮が建設中。
西面は、一戸建てとマンションになってます。
基本的は住宅街に建つマンションですね。
東西線木場駅徒歩7分・深川ギャザリア徒歩2分、便利です。
すぐ目の前のイトーヨーカドーは大型店で午後11時まで開いてますし、109シネマは20時以降の映画鑑賞は1200円になっていますから、仕事帰りに安く映画鑑賞を・・・ということもできます。木場駅近くにはそれなりにファミレスやコンビニ、居酒屋などそろっていますので、生活利便性は良いでしょう。
もっとも、目の前がゴルフの打ちっぱなし場というのが立地面での最大の特徴と言えそうです。人によってはマイナス・ゴルフ好きにとってはプラスになるでしょう。
デメリット面から申しますと、照明が午後9時過ぎまで照らされますので、これが気になるなら遮光カーテンの導入をおススメします。また、「カッ、カッ」とゴルフ練習場独特の騒音が閉店まで続くことになります(じつは、ゴルフ練習場の目の前に住んだ経験があります)。こちらは打つ手なしです。売主側もこの事情をわかっているのか、T-2等級サッシを採用しています。まぁ、平日だと午後8時45分午後10時半閉店ですので、早めに寝られる方は南側を寝室にしないほうがいいかもしれません。
プラス面としては23区にあまりないゴルフ練習場が目の前にあるということです。
平日早朝なら「座席料なし・50球470円」という破格値で練習できます。
建物・内装
鹿島建設オリジナルの新工法「スマートウォールラーメン構法」を採用しています。壁式構造なので、アウトフレーム構造のように、ベランダ側に梁が出っ張ることもありません。窓上部に梁が来ないので天井まで(2.4m)のサッシ高になります。結局、他マンションに比べて開放的な開口部を実現しています。
(都内ですと、加賀レジデンス・桜プレイスと同じ工法です。この辺については公式Webページをご覧ください)
構造に関しては他のマンションと違って、利点が多いです。列挙しますと
- 鹿島建設施工で壁式構造採用
- スラブ厚250-280mm
- サッシ高2.4-2.6m
- 二重床二重天井
- 戸境壁厚250-280mm(!!)でクロス直張り仕様
- ディスポーザ付
ほとんどのタワマンのスペックを超えています。戸境壁厚250-280mmなど、他マンションではあまり見られませんね。構造に関しては規模が小さい物件ながら”間違いない”仕様になっています。
一方で、内装面に関して言えば、構造の豪華さに比べると若干グレードを落とした印象です。例えば、扉がかなり軽い印象でした。扉が軽いと、遮音性能が下がります。
共有施設
全77戸ということで、ほぼありません。
キッチンスタジオとキッズコーナーを併設した「コミュニティープレイス」があるくらいです。
キッチンスタジオは予約制にすべき場所で、キッズコーナーは予約制にすべきでない場所。矛盾していますが、この辺の折り合いは管理組合に任されることになりそうです。
お値段や維持費に関しては、明日以降のエントリで。
フジゴルフ場は平日は午後10時半までやってますよ。8時45分じゃないですよ。
>>匿名さん
ありがとうございます、修正しました。