なかなか発表されなかった「都心と臨海副都心とを結ぶBRTに関する基本計画」が本日発表されました。
基本的には中間発表と変わりがありませんが、いろいろと新情報がありますのでこちらで紹介します。
本エントリの画像出典はBRT基本計画と別紙によります。またすべての画像はクリックすると大きくなります。
まず、それぞれのピーク時の交通需要に応じて、柔軟な運航体系にすることが定められています。新橋から市場前までは早朝(5時とか?)の便もありますが、その時間帯は国際展示場駅には需要が無いので、市場前で折り返し運転とするのでしょう。
晴海や勝どきには別途フィーダー輸送をするということですね。
輸送力です。
~勝どき 3000~3999人
~選手村 2000~3000人
~晴海・豊洲 1000人以下
~有明テニスの森・国際展示場 1000~1999人
運賃収受方式は事前決済が原則ということで、できるだけ停留所での滞留が無いような対策が施されます。
そして主要な停留所には「可能な限り建屋整備を行い、地域内交通やコンビニ等の付帯施設を設ける」と書かれています。これはなかなかいいですね。均一料金制にして停留所に入るときに運賃を回収すればパスモなどが無くても運賃収受ができて定時性が増します。
気になるルートですが・・・
よくみると、晴海から豊洲へ伸びています。こちらは東京駅方面やテレポート方面のように点線でないので本決まりでしょう。豊洲の交差点でまがっているからバスターミナルを利用するんでしょうかね。有楽町線で有楽町まですぐなのに豊洲は行く意味あるんかいなとも思いますが、晴海のあの一帯だけでは必要な需要が取れないとの判断かもしれません。
停留所の位置について。かなりファジーな書き方になってますが、東京駅八重洲バスターミナルの位置が示されています。逆に銀座はありません。
勝どき・晴海・有明については「高層マンション等の敷地内の活用についてBRTの直接乗り入れを含めて地域の意見を聞いていく」だそうです。勝どきあたりでこの文章を素直に読むとTHE TOKYO TOWERSか勝どき ザ・タワーどちらかの敷地内にBRT停留所ができそうな気がします。一方、有明については現状そういうマンションは無いですが、、、もしかして有明ガーデンシティのことでしょうか(でも図とはずれている)?
ちなみに国際展示場停留所については、りんかい線の駅前ターミナルを基本としながらも、大規模イベント等については会場内からのシャトルも検討とのことです。
今回の計画をもとにして、2015年度第一四半期までに事業者の選定を行い、その後は「BRT協議会」と「BRT運行事業者」で話が進んでいくとのこと。2016~2018は「既存路線バスの拡充」がさりげなく入っているのも注目ですね。
のらえもんは「都心-臨海BRT」を応援しています!
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