中古マンションを探す取っ掛かりとして、不動産情報サイトは誰でも利用しますよね。
新築マンションの購入を検討をする際でも、付近の他の新築マンションや
周辺中古相場と乖離していないか、調べることも必要です。
不動産情報サイトは数多くありますが、用途別に複数使い分けた方がより多くの情報を得られるかと考えます。
私が定点観測に使っているサイトをいくつか挙げて比較してみます。
Yahoo!不動産
いわずと知れたインターネット界随一の超大手。 サイトも軽い作りになっていますので取っ掛かりに一番です。
掲載物件数も一番多くありますが、掲載物件にかなりダブリがあります。
これは、Yahoo!不動産のビジネスモデル(業者が一定の掲載料を払えばいくつ掲載してもよい)に起因するもので、買主を集めないといけない複数の仲介業者が数打てば当たると、それぞれYahoo!不動産に掲載するからです。
ということで、同じ売り物でも業者名が違う(そして写真や間取り図もなんとなく違う…)リンクが大量に並ぶことになりますが、そのことが、Yahoo!不動産の価値を減じるものではなく、ネットで掲載件数一番ということは、そこからの紹介発生も一番なのでしょう。具体的なデータは知りませんが。。。
suumo
首都圏の駅なら大抵おいてあるリクルート社発行の無料雑誌Suumoのネットページです。
とにかくFLASHを用いた動的で派手なページが目を引きます。
掲載件数はYahooに比べるとだいぶ少なめですがこのサイトの価値はそこではなく
「路線サーチ」や「SUUMOみんなの街」など、住宅一次取得層が「どの沿線でどの駅で探すか」というはじめの取っ掛かりに力が入っており、一度は利用してみるといいと思います。
athome
アットホームは、運営母体が不動産情報サービス会社さんとあって、掲載件数の多さはYahoo!不動産の次に多いような印象です。
しばらく前まで、少し古めのページ構成だったと記憶しますが、いつの間にか現代的なサイトになっていました。基本的にはここに載っていればYahoo!も載っていると考えてよく、私はYahooの補完として使っています。
homes
ホームズは家を買うしばらく前、賃貸住宅を探すときに非常にお世話になりました。
このサイトの価値は、他の不動産情報サイトにはないアーカイブ情報です。
「HOME’Sマーケットリポート」で全体の動きをつかむことができ、
「HOME’S不動産アーカイブ」で過去の参考坪単価や賃料を見ることができます。
特に不動産アーカイブは階数・面積・間取り・採光とすべてそろっており
過去の動向を簡単につかむことができます。
これが会員登録もない無料サイトで提供されていいんでしょうか??
nomu.com
ノムコムさんは他のサイトとは違い、野村不動産アーバンネットという仲介業者さんのサイトです。
数ある仲介業者さんのサイトからここをピックアップした訳は、このサイトがタワーマンションの外観・ロビー・共有施設・眺望・部屋の様子などを積極的に公開しているサイトだからです。
東雲・有明・豊洲で15本以上のタワマンが建っていますが、このサイトを見れば一通り個性がわかるだけでなく
実際の部屋の眺望も(掲載していないサイトがほとんどです)掲載している可能性がかなり高いサイトということで、湾岸地区タワーマンションの定点観測にぴったりのサイトです。
利点のまとめ:
Yahoo!不動産 ⇒ 掲載物件数の多さ
suumo ⇒ 地域探しなどの周辺情報検索
athome ⇒ Yahoo!不動産の補完
homes ⇒ アーカイブの利用
nomu.com ⇒ 眺望写真の掲載
この記事へのコメントはありません。