築地駅からすぐ近くの交差点を挟んだ形で大和ハウス工業が2つのマンションを建てています。ラウンドしている外観が特徴的なArcCourtと、オーソドックスながらも高級感があるEdgeCourtです。
画像出典:プレミスト東銀座築地 公式Webサイトより
いま、築地は大和ハウス以外にも新築マンションが複数供給されています。その中でも最も尖ったプロジェクトである、プレミスト東銀座築地は、マンション好きの中でも注目されています。ブログに起こすのがだいぶ遅くなってしまいましたが、私も行ってきましたのでご報告いたします。
物件コンセプトは「THE WORLD CLASS 新しい住まいの姿を、東京から世界中へ。」めちゃくちゃ大きく出た。もう築地とか中央区とか、そういうスケールじゃない。ワールドクラスの東京築地物件なんです!
このプロジェクト、117+63戸とあわせて200戸未満なのですが、シアター内容はとても豪華です。とても200戸未満のシアターとは思えないくらいの壮大な内容でした。東京を広く俯瞰して、様々な再開発が計画され、これからも盛り上がる事が確実な東京で、このマンションのポジションはとてもいい!という内容です。築地と全然関係ないやん…と思うあなた!このマンションは世界に向けて発信しているのです。
(東京の再開発計画が延々と流れるコンセプトムービー。一瞬、マンションシアターだということを忘れる。)
普通なら、築地の歴史とか伝統とか、目の前の銀座で華やいだ日常を…という内容になりそうですが、このマンションはそういう路線で来なかった。なぜなら付加価値をもっと高く付けないといけなかったからです。
物件概要:
- 物件名:プレミスト東銀座築地 Arc Court / Edge Court
- 117戸 / 63戸
- 内廊下
- 特徴的な外観とロビー
- 日比谷線「築地駅」徒歩4分/Arc Court 徒歩5分/Edge Court
立地・周辺環境
物件は、日本一の商業地・銀座にも、歩いていけることが可能な築地7丁目。地理感覚が無い人からすると、銀座からの徒歩圏内でもこんなのどかな場所もあるんだと思うようなところです。すぐ近くに、築地川公園にあかつき公園と、遊ぶのにちょうど良い位の広さの公園があって、晴れの日には多くの遊ぶ子どもたちで賑わっている場所です。
もともと日刊スポーツの印刷会社跡地です。
ArcとEdgeは居留地通りを挟んでいますがこの通りを東方向に歩くとすぐそばにはは、聖路加病院と大学がある一角です。、散歩道としても非常に魅力的な場所です。明石町のこの一角の雰囲気は本当に良いですよね。
一方で、大規模スーパー等はない土地です。「ニューみ乃り屋」という地元密着型スーパーがこじんまりと営業しています。
正直言うと築地のこの一角、本当に良い場所だな、住みたいなと思ってはいるのですが、、、すいません、大規模マンションにどうしても住みたくて。もしくは独身だったら住みたい街でしたね。ファミリーで住むなら、パークホームズ築地グリーンサイドをなぜ買わなかったのだ、とちょっと後悔しています。
建物・内装
ArcとEdgeは、外装だけでなく仕様もちょっと違います。微妙な違いなのですが、Arcの方が微妙によく作られています。
- 天井高2500mm
- 天井カセットエアコン
- ディスポーザー有
- 内廊下
- 天然石キッチン(Arcは側板も石)
正直なところ、Edgeはオーソドックスで上質な小・中規模マンション、Arcはこの建築コスト上昇下では相当グレードを引っ張り上げた外観に特徴がある中規模マンションです。建物離隔についてはモデルルームを参考いただきたいのですが、Arcでも離隔が取れていない場所については、値段を抑え、Arcのアーチ部分に当たる部屋に坪単価を加えています。2LDKで比較するとあまり坪単価はほぼ同等となります。
(現地交差点からArc Courtの建設現場を見る。左のトラックが通る部分が居留地通り。この写真正面部分にカーブする頂点が来ることに。反面裏側白いマンションや奥右手側パークホームズ築地グリーンサイドと被る部分は単価が抑えられている)
モデルルーム住戸はE-typeだったのですが、相当手が入れられていて、もはや原型が全くわかりませんでした。玄関から洋室(1)は壁がカーブしていましたし、キッチン・リビング・洋室(2)と(3)はすべて一体となって、洋室(2)とパウダルームを仕切る壁はガラスでした。プレゼンテーションとしてはとても楽しかったのですが、Arcの「仕様を上げた部分」がモデルルームではほとんどわからない(笑)。
画像出典:プレミスト東銀座築地 公式Webページより
モデルルーム設定の最上階だと聖路加村がバーンと見えてとても気持ちいいのですが、9階より下はこれだけ特徴的なサッシでも、目の前がビルなんですよね。なにせこの立地ですから、眺望で魅せるマンションではなく、建物とコンセプト押しのマンションとなります。
さて、次回は価格と総評です。
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