HARUMI FLAGのラストピース、地上50階の免震ツインタワーマンションの販売が開始されます。タワー棟のネーミングは「HARUMI FLAG SKY DUO」でした。モデルルーム公開は2023年4月、販売開始は2023年6月。竣工は2025年秋となります。晴海フラッグ街開きが2024年1月ですから、約2年遅れでタワーの入居となり、共用施設もこれですべてが出揃うことになりました。
個人的には、「湾岸といえばタワマン、晴海フラッグ内での本命がついに来た!」という思い。そして、「湾岸エリアのマンションを観測するブログを立ち上げて11年。これがひとつの時代の区切りだろうな」という寂しい気持ち。この2つが混ざっています。
しばらくは小出しに情報が出てくる段階だと思いますが、現時点での情報をまとめます
HARUMI FLAG SKY DUOの概要
- 地上50階地下1階ツインタワーマンション
- 免制振構造を採用
- SUN街区 733戸
- PARK街区 722戸
- SUN:施工は前田建設工業、PARK:施工は三井住友建設
- 天井高リビングダイニング2,600mm
- サッシ高2,100mm
- フルフラット設計
- 蓄電池とエネファームを全戸両方装備、プレミアムフロアは全館空調システム
フルフラット(!)と書いてあるということは、リビングにまったく梁がないという設計でしょうか。湾岸タワマンであればBAYZの2500mmフルフラット+2450mmサッシは衝撃的でしたが、2600mmフルフラットも相当です。シティタワーズ東京ベイ・セントラルタワーの一部住戸で見た以来かもです。間取り図を見る限り、柱がバルコニーの外に追い出されて、空間的にはかなり贅沢な作りとなりそうです。
48階にラウンジが用意されます
板状棟で案内があったとおり、2つの棟にはそれぞれスカイビューラウンジが用意されます。
面白いのはその運用で、SUN VILLAGE棟「スカイラウンジ」では、賃貸棟を除くすべての街区住民がここに入ることができます。PARK VILLAGE棟「サニーラウンジ」はPARK VILLAGE街区住民しか入ることはできません。つまり、SUN棟タワマン民はPARK棟タワマンのラウンジを使うことはできない、ということです。タワマンのビューラウンジって一回行ったら満足してしまって行くことも少ないですが、なかなか???な運用となりました。
間取り
角部屋の間取りが公開されています。タワー棟の中でも一番良い間取りを事例に挙げているのでしょうけど、相当気合入ってますねこれは…ひと目で見て分かる通りワイドスパン+全部屋バルコニーに面しています。先程述べたように専有部に影響が出ないように柱はバルコニーに出ています。バルコニーは隣住戸とコンクリ壁全部とはなりませんでしたが、半分はALCで覆われるのでプライバシー性も保たれています。中住戸もリビングインを回避して全居室バルコニーに面しているように作って欲しいところですが、この間取り図から推察するに難しいかなぁ…少なくとも南側の部屋の奥行きが8〜9mある※ので、すべての部屋から外に出られるように作るには、スパンが足らなさそうです。
※Beroom(2)の外壁〜PowderRm.の壁がそのまま隣住戸との専有部境目となると奥行きがかなりあるため、居室リビングイン間取りかもです。
そして価格予想は?
すいません、ここからは完全に予想なのですが、坪300で晴海フラッグ板状棟を売ったら、とんでもない倍率がついている現状で、このノリの価格は期待できないかなと思っています。ゆっても「勝どき駅徒歩16分(SEAビレE棟)」の物件の倍率じゃないぞこれは!!!!
晴海フラッグの最終期
倍率が前回よりとんでもないことになっていて完全に心折れた????
ここから更に上がるから本当の地獄はこれから。坪単価安いとはいえグロスはそれなりに行くのに世の中そんな金持ちだらけなん????? pic.twitter.com/OwSjJGLz7v
— タイマン@YouTube6万人 (@TaimanTV) January 22, 2023
ということで、のらえもんは板状坪300万円から3割高の、坪390万円と予想します。この坪単価でも、今の相場なら競争力はあるし、勝どき・月島でこれから出るマンションよりは随分と安い。後世からの晴海フラッグタワー棟はどう評価されるのか、楽しみです。
のらえもんさん。
パーク48Fには、スカイラウンジオーシャンとサニーラウンジがあって、サニーラウンジだけパーク専用だと思います。
スカイラウンジオーシャンは居住者みんなが使えるはず。