画像の出典:イニシア豊洲コンフォートプレイス公式webより
当ブログは、坪単価計算の際、間取り評価はあえてしていませんでした。
坪単価は、同じマンション内でも
- バルコニー面積が広く、それゆえ窓面積が大きいワイドスパン
- 通風や採光に有利な角部屋
- 玄関を開けてそのままリビングが見えない中入り玄関
- 廊下面積を極小にして部屋面積を広く取る間取り
- ルーフバルコニー付
などなど、様々な要素によって価格は決定されます。
窓面積が小さく間取りもよくない65平米より
窓面積が大きく廊下面積が少なく間取りがよい60平米の方が
評価、価格は高くなるに決まっていますが
ここまで換算すると手間があまりにもかかるからです。
坪単価計算は絶対的な評価手法であってあとは割安な部屋から
自分のライフスタイルに合う間取りを見つければよいと考えています。
どのような間取りを選ぶかは好み価値観あると思いますが、
多くの人が忘れがちなことがあります。
それは「部屋の梁」。
今売り出されているマンションのほとんどは柱と枠で建物を支えるラーメン構造。
限られた階高の中で天井高を稼ごうとするとどうしても天井に梁が出ます。
ネット上の図面ではこの梁の位置が記されていないことがほとんどですが、
モデルルームで渡される図面には梁の位置や大きさが記載されています。
ある物件のプランαとプランβを用意しました。
どちらを選びますか?
プランα(クリックで拡大)
プランβ(クリックで拡大)
この2つの間取り、ほぼ同じ平米数かつ縦長リビングとよく似ていました。坪単価もほぼ同一。
しかし、リビングを隣の洋室とベランダと平行に輪切りにした天井図を見ると
だいぶ印象が変わりませんか?
移動式扉を開いて洋室とリビングを一つの部屋として使う場合、一体感が変わります。
結局、図面を良く見た人が得をします。
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