住宅ローン比較サイト「モゲチェック」運営元の株式会社MFS・COOの塩澤氏。わかりやすい語り口と貸し手である銀行側の視点も交えながら住宅ローンを語られていて、一気にスターダムにのし上がりましたね!日銀がマイナス金利を解除するというニュースが駆け回り、庶民にとっては「住宅ローンって今後どうなるの?」という不安が広まる中で、住宅ローンを事業領域にする会社を経営し、かつジャンルを語れるので、マスコミ的にもオファーしやすい人なんだと思います。
BSテレ東「マネーのまなび」に出演しました。あっという間の1時間!住宅ローン金利談義で盛り上がりました。6月10日放映ですので、ぜひ楽しみにしていてください😊 pic.twitter.com/Vs9WA2y1sV
— モゲチェック塩澤|住宅ローンアナリスト|皆さんが気になる疑問にズバリ答えます💁 (@takashishiozawa) May 16, 2024
こんな感じでテレビに良く出られています
ビッグになる前は、のらえもんブログにも出ていただきました(遠い目)
そんな彼が満を持して書かれた本”金利が上がっても、住宅ローンは「変動」で借りなさい“を読んでみました。
この本は、インフレ時代に突入した日本において「これから家を買う人」そして「既に住宅ローンを借りたけど、今後の金利変動が不安な人」向けに、住宅ローンアナリストが書いた本となっています。
のらえもんブログでも何度もお伝えしている通り、この30年なかったインフレがいまやってきています。デフレ時代の住宅ローン戦略とは決別しなければなりません。結論はいたってシンプルで、
・住宅ローンはお得だから借りたほうが良い、そして購入したほうが得である
・できるだけ長期かつ変動で借りるべき
・繰り上げ返済や頭金は必要ない
というのが本書を貫くテーマとなっています。
先程述べたように、インフレ時代に移行すること前提で書かれているので、これからまだデフレが続く、人口急減で住宅価格は著しく下落すると考えている人にとっては、思想的に有害な本(笑)、とも言えるでしょう。だからAmazonでも一定数☆1がついている理由となります。
もちろん、彼自身はモゲチェックの運営者ですから、住宅ローンはいっぱい借りてくれたほうが自身のメリットにもなる、というポジションはあるものの、そのポジションだからこそ、両論併記の評論家ではなく「言い切るチカラ」を存分に発揮されています。きちんと、「私はこう考える、シミュレーションはこの通りだ」と根拠や他国の事例を示しており、金融というともすればわかりにく世界を平易な言葉とグラフで説明しているのは、この2年間、氏が発信によって鍛え上げられたものが存分に発揮されています。
私もインフレ時代に突入していると考えているので、この本の結論・論調には100%同感です。また、なかなか答えづらい質問、たとえば
・転職すると住宅ローンは借りられないの?
・5年ルールや125%ルールは気にすべき?
・若いうちに買った方が良いの?
なども、金融の専門家という立場から、シンプルかつズバッと答えられていて、気持ちの良い快著です。私は☆5でオススメさせていただきます。
「住宅ローンを長期で借りるのがお得ということはわかった、でもどんな家を買えば良いのか?」
それは、のらえもんのブログやTwitterで勉強してくださいね!
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