年末のプラスワンライフラボ訪問記が、スマッシュヒットでした。
こちらの月島ポップアップストアは、「リビオレゾン月島ステーションプレミア」と「リビオレゾン 勝どきnex」のモデルルームの一部です。年末の訪問時は、勝どきnexの販売がまだ始まっておらず、月島のコンパクトマンションを案内されましたので、そちらのレポートをお届けします。
地価と建設費高騰による、マンションの供給が減少する中で、リビオシリーズを供給する新日鉄興和不動産は首都圏マンション供給ランキング上位に食い込むなど、気を吐いています。郊外の大規模供給もありますが、都心はコンパクトの供給が多いとのこと。
- 月島駅徒歩2分
- 総戸数79戸
というボリュームは彼らが得意とするゾーンです。そして、リビオレゾン月島ステーションプレミアは彼らが自信を持って世に放つ「次世代都市型ミディアム・コンパクト」なのだとか。たまたまですが、販売からではなく、マンションの企画開発者から直接話を聞きながら、モデルルームを見学することができました。今回はいつもと趣向を変えて、企画開発者の憑依芸で説明します。その方がこのマンションの魅力がわかると判断しました。
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“正直な話をさせていただくと、今はどこもマンション用地が高いです。でも、他の事業者に競り負けるわけにはいかない。だから、どれだけコンパクトな面積に部屋を詰め込んで、それでも魅力的な商品に仕上げるのか、その次世代商品として出したのがこのマンションです。
ここでは、家具を基準に部屋の大きさを決めています。そこで大きく、40平米・45平米・55平米・65平米の4タイプとしました。そしてモデルルームは一番広いタイプではなくあえて、45平米で作りました。お客様の反応が見たかったからです。
商品性には自信があります。我々は45平米2LDKという間取りを、いまの都心DINKS居住にジャストサイズと考えました。コンパクトだからこそ、収納には気を使っています。僅かな隙間などにもきちんと収納を付けました。
もちろん、この間取りは住宅ローン減税対象とはなりません。でも、55平米2LDKで作るより、総額1000万円安い。正直にお客様に提示してご評価いただければと思っています。ただ狭くて安っぽいのは最悪です。これはコンパクトながらも永住できる仕様で作っていますので。
仕様は逆梁のハイサッシです。仕様面でライバルに負けて検討から外れるということだけはしたくないので、そこではケチっていません。限りある予算の範囲内で何ができるのか、どこにコストをかければ商品性が高まるのかを、日夜考えながら作っています。
たとえば、キッチンにあるこの床下収納。
水回りのスラブが下がっているところを使って、床下収納を実現しています。これは日本初のはずです。これで階下への遮音が低下しないことも確認しています。実際に上に乗って跳ねたりして性能を調べました笑
あとは、本当にお客様がどう評価するか。実際の売れ行きを見ると、一定の評価がされていると考えています。そしてこの次世代商品で売れる感覚を掴めるなら、他社よりも土地の入札は強気で行ける。プレミアムコンパクトは当社の戦略的商品なんです。勝どきnexもそうです。”
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憑依芸ここまで。
普段、消費者としてモデルルームに行きますから、接するのは販売会社の方。こうしてモデルルームの中で、実際に自分たちはどのように考えてこれを作ったのかと丁々発止のやり取りをしながらお話できたのはとても興味深いものでした。
最後に、2019年末時点の価格表をシェアします。
総額が安い40平米は全て売り切れ。立地的に南東の方が道路側で開けています。
日照の関係もあって南東側はかなりの強気の価格設定となっています。物件の坪単価を平均すると坪400-410万円くらいでしょうか。マンション好きの方はポップアップストアと合わせて一度見学されることをおすすめします。
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