敷地内から不発弾が連続で3回も見つかるという不運に見舞われた「ブリリアタワー有明ミッドクロス」。ようやくすべてのカタが付いたようで、再開です。発売前に敷地内洗いざらい調べたでしょうし、もう厄落としはできたのではないでしょうか。ちょうど以前このブログでお伝えしてから一年が経過しました。
(画像出典:ブリリアタワー有明ミッドクロス 公式Webサイトより)
販売概要を見ると、建物竣工は「2021年11月中旬」、入居は「2021年11月下旬」とのこと。元々の竣工予定は2021年2月のはずでしたから、約9か月工期が遅れることになりました。
そして以前資料請求を出した人には、もれなくタイトルがものものしい感じのDMが届いたのこと。
重要書類って何?!
私、契約なんてしてないけど!!ってなった???? pic.twitter.com/jBGDg4OwIU— 住井はな(すまいはな) (@sumaihana) December 12, 2019
「重要書類在中」と書かれると、ちょっと焦りますね。東京建物さんもなるべく早く集客したい、という思いが感じられます。
(2019年3月に撮った写真)
今年のGW前には完成していたモデルルームで、来年2月から事前案内会が開催されるとのこと。事前案内が始まる前から予定販売価格も最初から出してしまうということで、早期完売を目指すのでしょうか。
公式Webページを見る限り、
1LDKが44.48平米~
2LDKが54.90平米~
3LDKが69.98平米~
みたいですね。最低予定販売価格を3890・4690・5890万円~と保守的に見積もるとすればそれぞれ、
1LDK:坪単価289万円~
2LDK:坪単価282万円~
3LDK:坪単価278万円~
となり、結構目にやさしい価格のように見えます。ただ、低層階の南西向きはヤマト運輸ビュー、南東向きも有明スポーツセンタービューとなりますから、このあたりの価格かもしれません。
(Googleマップより。赤い部分が本プロジェクト敷地)
また、棟状比が良いのか、間取りもかなり秀逸です。兄弟マンションとも言えるブリリア有明シティタワーも良かったのですが、このマンションはさらにワイドスパンな住戸が多くなりました。
70平米で10mを超える間取りが用意されていますので、震災後湾岸タワーの中でもっとも効率が良い間取りだったシティタワーズ東京ベイ70平米にかなり肉薄します。
ブリリアタワー有明ミッドクロス Ftype 69.98平米 3LDK:
(画像出典:ブリリアタワー有明ミッドクロス 公式Webサイトより)
このFタイプ。リビングダイニングが廊下を兼ねているので、リビングとして使える部分は実際には少ないし、4畳と4.8畳の小さめ洋室ですから運用に若干苦労するしょうけど、ワイドスパンで良い間取り。できれば、洋室3はリビングと一体化して使ったほうが使い勝手が良さそうな気がします。このFタイプ?が坪278万円〜というのは客寄せ価格、土地原価と建物ボリュームから考えて平均坪単価はもう少し高く、私は坪355~340ではないかと1年前に予測しました。
しかし、もしかして冒頭述べた竣工の遅れが価格に影響するかもしれません。モデルルームが立っている場所を考えると、2021年初旬には更地返還して、もしも売れ残っていたら棟内モデルルームへ、という販売戦略だったと思うのですが、竣工の遅れでそれができなくなりました。事前案内会前に最低価格を公表しているのを見ると、早期に売れる価格にするかも、とちょっとだけ期待しています。もちろん、期待は空振りかもしれません・・・
後日取り上げますが、シティタワーズ東京ベイは更に値上げして、坪400に近い(!!!)値段でいまは出しています。一方、こちらは最寄り駅お台場海浜公園といっても江東区。そしてどの駅からも少し離れていますから、どう付加価値をつけていくのか注目します。
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