日銀が9月に導入した「イールドカーブ・コントロール」後、ちょっとずつですが、長期金利(10年債利回り)は上がりつつあります。これは米国の長期金利が上昇していることに伴うものです。
日銀が10年債に狙いを定めて買いまくれば再び0%にできるのですが、むしろ国債買い入れ額は減額していく可能性があると言われていますので、もしかして今年の7~8月のようなボーナスステージは来ないのかもしれません。ただ、それでも歴史的な低水準であることには変わりはありません。
このまま、金利が上昇していくかはまだ不明ですが、トレンドとしてはじり上げ基調であることは確かなので、住宅ローンの借り換えを検討されている方は、早めに決めたほうがいいと考えます。
米国 10年債券利回り(2016.12.09)
日本 10年債権利回り(2016.12.09)
上チャートを見ても、ここ3ヶ月は上げ基調です。国債に金利が付かないのは異常事態なので悪いことではないのですが、住宅ローン環境というミクロで見ると、今後どうなるのかな~と注視しています。
ちなみに、住宅ローン金利がガーンと上がると、取得者の購買可能価格が下がるので、マンション価格は下がります。その時、現金を持っていれば買えるんですが・・・住宅ローンを使うなら、金利に応じて支払額が増えてしまいます。
フラット35の2016年12月金利は、先月から比べて+0.07%の1.100%となりました。
ちなみに、のらえもんのイチオシであるりそな銀行は先月とかわらずの0.45%でした。あれ?あげないんですね・・・
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