実際に寄せられた相談を元にのらえもんの返信を公開シミュレーションをするケーススタディ集です。ask.fmでいただいた質問ですが、改めてこちらでもお伝えします。
「新築マンションの仮審査が下り契約しました。提携ローンを利用されますか?それとも自らローン選択しますか?」
Q:新築マンションの仮審査が下り契約しました。 住宅ローン本審査の際に審査NGになった場合、提携ローンを利用していると特例で申込金は全額戻り、提携ローン以外ですと特例に該当せず契約違反となり申込金は戻ってこないと説明を受けました。提携ローンはメガバンのみで、小生は手数料の安いネット銀行を利用したく思っております。のらえもんさんは、どうお思いでしょうか。やはり提携ローンを利用されますか?それとも自らローン選択しますか?
A:お答えする前に、新築マンションの「提携ローン」と「非提携ローン」の違いについて整理しておきましょう。
提携ローン
新築マンションの販売はエスカレーター式、といわれますが住宅ローンもその一環で販売担当員からは例外なく提携ローンを薦められます。なぜかといえば、手続きがお互い楽だから、です。あらかじめ決められたメニューの中から銀行と期間を選ぶので選択肢の幅が狭まりますが、もちろん利点もあります。
- 抵当権設定登記前に融資実行されるので引き渡しが早い
- ローン特約が設定される
特に2の項目は重要です。もしローン特約がなければ、契約後の本審査で融資不承認になり決済期限を過ぎた場合に、違約金が発生してしまいます。ローン特約は、融資不承認の場合白紙撤回ができる条項です。
非提携ローン
提示されたメニューから選ばず、自分で銀行を探すこともできます。これが非提携ローンです。利点は自分で探せるのでより安い金利のところで借りられるチャンスがあるということです。特にネット系はビジネスモデル上金利が安いので支払額の総額が安く抑えられます。このブログを読む方とは親和性が高いでしょう。
また世の中には探せば、「申し込み時と融資実行時、どちらか金利が安い方で実行できる」という特約が付いた、金利の先物予約的な借り方ができるところもあります。
非提携ローンの場合、ローン特約が必ず付かない、ということでもないのですが多くの売主は特約は提携ローンのみ、と言われてしまいます。
結局、保険料みたいなものでしょう。
私はそんなにローンの融資に対して不安を抱いていないので自分で探します。提携ローンを否定するものでは無く、「とりあえず依頼した後、非提携のローンをゆっくり探して条件が良いものがあれば乗り換える」という戦略が一番正しいかと思います。
ネット専用住宅ローンですと、以下の2行がおススメです。
- イオン銀行
- auじぶん銀行
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