先日の公示地価発表によりますと、中央区勝どき4丁目の地価変動率が+10.9%と東京都1番の上昇率評価だったとか。そんな中、勝どき5丁目に建設される国内最大級・1420戸のタワーマンション、「勝どき ザ・タワー(KACHIROKI THE TOWER)」のモデルルームをこの週末に訪問してきたので報告します。
案内は、ジオラマ説明 → コンセプトムービー → 3Dホログラムシアター → モデルルーム → 商談という順番でした。
ジオラマはプロジェクションマッピングを使ってものすごい豪勢な作りでした。凝った事前プレゼンテーションという点では近年1番かもしれません。
物件概要:
- 物件名: 勝どき ザ・タワー(KACHIROKI THE TOWER)
- 総戸数1420戸、その他公益施設と店舗
- すぐそばに環状2号線建設、竣工時には完成済みの予定
- 制震53階建タワーマンション
- 都営大江戸線 勝どき駅徒歩6分
立地・周辺環境
勝どき ザ・タワーは、勝どきの西側に位置し、南側は国内最大規模のタワーマンション[THE TOKYO TOWERS]/北側は18階建てのマンション/東側には環状二号線がはしります。周辺には再開発予定地(おそらくタワーマンション)があり、すべてが完成すると、抜け感のある眺望は北側のみとなってしまいます。
現状は北側マンションの隣接部分はタワーパーキングとなっていますのでトウキョウタワーズに面する南側部分と、低層階部分がお見合い。あとは抜けた眺望となります。南側住戸はトウキョウタワーズで日照が遮られるのでそちらは図面確認してください。
再開発ラッシュを言葉では説明しにくいので、Googleマップに、いくつかの図面を重ねてみました。
図面の参照元:
1:KACHIDOKI THE TOWER ランドスケープ説明
2:ドゥトールランドスケープ説明
3:勝どき東地区再開発環境評価書
4:THE TOKYO TOWERSランドスケープ説明
↓クリックすると大きくなります
ということで、このあたりは将来日本屈指のタワーマンション銀座となりそうです。
建物は鹿島自慢の「VDコアフレーム構法」、3棟の超高層棟のつなぎ目にオイルダンパーを使った制振装置を使うと説明がありました。
画像出典:KACHIDOKI THE TOWER公式サイトより
鹿島建設が売主なだけあって、ホログラムを使ったプレゼンテーションでは構造面の紹介に力が入ってました。デザインは柱と逆梁が作る白のラインに青のガラス面が出た力強い印象のするフォルムで、なんだかガンダムみたいな外見です。(鹿島は白基調のマンションしか作らないという噂ですが・・・)
ちなみに、中住戸はコンクリート梁がベランダ床側に出る逆梁工法で、角部屋ダイレクトウィンドウ部分は順梁と、ご近所SKYZと同じ構成です。
眺望
3棟の超高層棟を繋げた構造となっていまして、3棟はそれぞれ「東ウイング」「南ウイング」「西ウイング」と命名されています。
このエントリでは各棟の長手方向の3方向、東・南西・北西をとりあげます。トライスター型なので、短方向を含めれば6方向・さらに角部屋部分があるのでこのへんはモデルルームで確認してください。標高は100mを基準としています。
南ウイング長手方向の東向きは勝どき・月島方向です。
(すべてのCGはクリックすると大きくなります)
ベランダに出ると、上図のようにトウキョータワーズが被ります。またこの図では出てきませんが画面左端方向は自分の建物(東ウイング)が入ってきます。営業の人に言わせれば、ベランダに出れば見えるけれども、部屋の中からはトウキョータワーズは見えないだろうとのことでした。東向き中住戸は北側によるほどトウキョウタワーズの被りが小さくなります。
西ウイングの南西方 向はこのマンションでもっとも眺望が恵まれている方向です。レインボーブリッジと選手村の方向です。
15F程度からレインボーブリッジを見ることができます。ただし豊海地区再開発計画がまとまれば、タワーマンションの眺望影響を受けます。最速でも10年後、たぶんもっとかかると思いますが・・・CG画面左側の島は晴海でこちらに選手村が建設されます。
浜離宮の緑と汐留のビル、そして東京タワーが見られる素晴らしい眺望です。こちらも画面手前左側は再開発計画が存在します。
建物・内装
内廊下・制震構造・スケルトンインフィルと構造面でかなりこだわっています。ただし、思ったほど天井高を高く感じませんでした。おそらく、キッチンの高さが他のメジャーマンションだと2200mmなのに対し、このマンションは2125mm~2175mmと若干低いからでしょうか。また梁も最近の免震マンションを見慣れてしまうと少し目立ちます。天井の高さは階によって異なり30階までは天井高2500mm、31階以上は2550mmとなっています
- 天井高2500mm~2550mm
- ボイドスラブ330mm・二重床二重天井
- サッシ高2300mm
- 複層・一部Low-eガラス
- 御影石キッチン
- オール電化
間取り面では、若干恵まれていません。この点については、後程別エントリで述べたいと思います。内廊下側の柱がめり込んでいる分+エコキュートの貯湯タンクの置き場が専有面積に含まれています。この点、柱がほとんど専有面積に含まれないドゥトゥールの方が、間取りの点では優秀かと。
↓部屋の真ん中に貯湯タンク置き場があります。
画像出典:KACHIDOKI THE TOWER公式サイトより
価格・共用施設・維持費・総評など続きは次のエントリ以降で。
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