オリンピックが決まった直後から、のらえもんへメールが多く届きます。
申し訳ありませんが、「○○は値上がりしますか?どれくらい値上がりしますか?」といったメールにはお答えできません。
不動産購入は一種の投資であり、先が100%わかっているものなどありえないからです。○○株は絶対に上がります!と言い切ることができないのと一緒です。
私はここ数年間ずっと湾岸をウォッチし続けたので、マンション名・階数・方角がわかれば、だいたいの見通しはつきますが、それをブログで書くことはありません。私はプロでありませんし、値上がりすると書いて値上がりしなかった時の責任はとれないからです。
ひとつ書くとしたら現在、「裁定取引のチャンス」が発生している、と考えます。
中古マンションはいったん取り下げれば値札を付け替えることができます。
新築マンションも期を締め切ってしまえば値札を付け替えられます。
しかし、既に発表して期を閉じていないマンションは値札を付け替えることができません。
そのような意味でここ数週間は、価格の歪みを発見できれば「損をしないマンション購入」をできるチャンスはここ数年で一番高い瞬間かもしれません。
もう少しだけ説明しましょう。
日本人は忘れやすいので、あれほど恐れていた地震・液状化リスク(そのほとんどは風評でむしろ木密地域に住む方が危険です)をすっかり忘れ、時代は湾岸!と殺到するかもしれませんが、不動産には明確な序列があり、山手線内側-地域にもよりますが-を超える価値は湾岸地区にはありませんので、上限値はほぼ決まっていると考えます。
上限値は決まっていますが、ここから現在かなり乖離があります。となると、リーマンショック・震災ショックを経て一番弱気になった時期に値段を付けたマンション・部屋がまだあるとすれば、ここに当然歪みは発生しています。
私は残念ながら既に住宅ローンを抱えている身であり、すばやく動けませんので歪みの発生に伴う裁定取引祭りには参加できません。
P.S.
付け加えますと、私は湾岸地域の相場が2割3割上がると思ってません。
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