日鉄興和不動産が元気です。今年夏にローンチして幣ブログでも紹介した”ネットでマンションを購入できるSUMUNE”もありましたが、新しい購買体験ができるという、マンションサロンを上野に開設したとか。ということで、はるぶーさん・すまいよみさん・のらえもん三人で行ってきました。こちらは所属事務所を通した興味本位の訪問で、本エントリを書くことで、日鉄興和不動産からはお金をもらっておりません。
リビオライフデザインサロンは、いわゆる「総合マンションギャラリー」形式です。有名なところでは住友不動産さんは、首都圏のマンションの大部分はモデルルームを作らず、総合マンションギャラリー6か所に集約していますね。このために、スミフ物件は内装ランクが5つしかないと聞きました。集約するとなると、内装は同一に絞り込む必要がありますものね。
彼らのサロンは、この総合マンションギャラリー形式からもう一歩踏み込んだものとなっています。特徴としては大きく3つあり、
- 「営業しないコンシェルジュ」を配置したこと。マンション購入初心者が抱える不安についてはこの営業しない人が対応する。
- 実際の部屋の大きさが体感できる「リビオデザインシアター」を設置したこと。これは後ほど後述します。
- モデルルームではなく「コンセプトルーム」に割り切っています。基本リビオのマンションは同一仕様にして、カラーも4つに絞り込んでいます。
今回案内していただいた方に「営業しないコンシェルジュといっても、いわゆるモデルルームでフラットな相談が受けられるの?そもそも受けに来るの?」とちょっとイジワルな質問を投げかけてみましたが、「私どももそう思ったのだが、案外お客様には受け入れられている。モデルルームを集約したことの顧客還元策でもある。なので本当に相談に乗るだけで、営業は一切しない」と答えが返ってきました。へー、面白いですね。
そして目玉は4Fにあるリビオデザインシアターです。床と壁2面をつかった壁面ディスプレイで実際の部屋の広さや天井の高さ、梁がどこまでくるのかを実際に体感できるのです!
しかも、このシアターは入ることができるので、実際に部屋に入ったのように広さを確認できます。
いまは窓の景色までは動かないようですが、最終的には部屋からの眺望も再現したいとのこと。
私が最大に評価するのは、今まで図面でしか読み取ることしかできなかった梁の位置などをきちんと表現していること。もちろん、これについては実際の空間まで梁を出すことはできないのであくまでも疑似的なものではあるのですが、想像に頼るしかなかったことが、実際の広さに合わせて表現されると非常に良いかなと思います。
これは、新しい体験だな、と。いま、マンションのモデルルームは部屋数も削減気味で、しかもオプションを盛り盛り入れられた部屋しかなくてきちんとした空間としての体験をきちんと提供できていない事例も見かけますものね。
もうひとつはコンセプトルームの割り切りです。あえて1LDKモデルルームしかつくらず、あとはリビング・寝室・ワークスペースの質感の体感に割り切っていました。実際の部屋の広さはお隣のデザインシアターで体感してください、とのことですね。
バーチャルとリアルをどこで折衷していくのか、非常にうまいこと表現されているなと思いました。これは追従するデベさんも出そうですね。そのままシステムを外販できそう(たぶんそう作ってる)。
いまこの集約販売センターでは4物件のご紹介ができるとのこと。
リビオレゾン綾瀬ステーションプレミア(綾瀬駅徒歩2分)
リビオレゾン三ノ輪ステーションプレミア(三ノ輪駅徒歩3分)
リビオレゾン上野根岸(入谷駅徒歩5分)
リビオレゾン浅草(浅草駅徒歩12分)
リビオさんはこの界隈で新規販売が続くということもあり、こういった新機軸への投資ができるし、かつ若い担当者がアイデアを実現できる環境にあるということが素晴らしいなと思いました。
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