今年のGWにモデルルームがグランドオープンするパークホームズ豊洲 ザ レジデンス。事前案内会のモデルルームにおじゃましてきました。
このマンションのWebページ、全体のつくりがタブレットをイメージしてます。ピクトの上に[new]ってバッジが付くとか。後述しますが、モデルルームもiPad使ったプレゼンが多用されます。ターゲットの中心世代がタブレット/スマホと親和性があるって読みなんでしょう。
物件概要:
- 物件名: パークホームズ豊洲 ザ レジデンス
- 総戸数693戸、棟内に保育園とクリニック、24H調剤薬局
- 昭和大学豊洲病院と豊洲西小学校隣接
- 大林組免震22階建タワーマンション
- 有楽町線豊洲駅徒歩5分
立地・周辺環境
パークホームズ豊洲 ザ レジデンスは、晴海通りから一本西側に入った豊洲駅の近くの場所にあります。いわゆる外から見た「豊洲」というと豊洲2丁目(ららぽーと豊洲とパークシティ豊洲)・豊洲3丁目(スーパービバホームとタワーマンション4棟)がイメージされると思いますが、こちらは豊洲5丁目となります。ただ、いわゆる豊洲ゾーンには徒歩で行ける距離ですので利便性はとても良い場所です。近年豊洲は有楽町線だけでなくバス便も充実してます。
本物件は、南北東をオフィスビル、西側が昭和大学病院ですが、公園や空地が確保されていますのでそれほど囲まれ感はありません。もともとは東電の社宅と駐車場で人が住んでいた場所でした。現地は70mの高さ制限があり、タワマンと75m級オフィスビルが立ち並ぶ一角とはまた違った雰囲気となっています。
↑右側白いフェンスで囲まれた部分が現地です
東側には歩行者専用通路が設けられます。豊洲駅までまっすぐフラットアプローチ。
ちなみに昭和大学豊洲病院南側にでっかい空地がありますが、こちらは東京都港湾局の土地で港湾施設が建設される予定と説明を受けました。めちゃくちゃマンション適地だとは思うんですが、、、装飾性のかけらもないコンクリの土手が見えるんでやはりそうなのでしょう。
建物外観と構造:
本マンションは、あまり類例がない建物が互いにドッキングして雁行になる構造となっています。これはなぜかと言えば、本物件は割り増し含む容積率が524%(なぜか公式Webページで確認できず・Plan図面では法定容積率300%との記載)もあるのに、この一帯の高さは最大70mに制限されているからです。
そのままフルに容積率を活かすと東西南北に専有部があるサイコロ状で、底辺と高さが1:1に近いぶっといタワーとなります。
こうすると公開空地と専有部のスパン幅が取れないので半分に切って東棟と西棟をドッキングさせた構造になっています。これで角住戸が6つ取れるのと、駐車場棟を独立構造とせずに互いにに繋がった場所に収めることもできました。
最近流行の全周ガラスバルコニーにせず、外壁をバルコニー含め凹凸をつくることにより周辺への圧迫感を軽減しています。上部の横ラインや縦のコンクリでつくるラインは構造上の必然ではなく意匠なのでしょう。この辺、コスト最優先のつくりではないことが外観デザインからわかります。
眺望は、北西角部の高層階くらいしかないので、割愛させていただきます。
建物・内装
免震構造のマンションで、なるべく天井に梁を出さない構造になっています。天井高は2450mmとタワーマンションばかり見てると低くなっていますが、モデルルームを見る限りではそこまで低くは感じませんでした。ちなみにコンクリートスラブは珍しいプレキャスト+現場打ち施工です。
内装はかなりがんばってまして、物件価格が高騰しても内装がショボいマンションとは一線を画しています。南部鉄器を使ったドアノブを自慢されましたが、その辺にもコストをかけてますよ、ということですね。
- リビング天井高2450mm
- スラブ厚340mm(!!)・二重床二重天井
- Low-eガラス
- 天然石キッチン
- キッチンバックカウンター付
- 魔法瓶浴槽
- ディスポーザー
非スケルトンインフィル・外廊下です。大林組のバンドルチューブ架構+高強度コンクリート+免震装置で「大梁を極小化してる」あたりは明確なウリだと思いますんで、もう少し公式Webページで触れた方がいいと思いますね。
価格・共用施設・維持費・総評など続きは次のエントリ以降で。
再公開、ありがとうございました!