THE TOYOMI TOWER

THE TOYOMI TOWER MARINE&SKY が情報公開。今の時点でわかることまとめ

本ブログで話題にするには若干遅かった感がありますが、「豊海地区第一種市街地再開発事業」の物件概要がようやく発表になり、THE TOYOMI TOWER MARINE&SKY (豊海タワー マリン&スカイ)になりました。販売活動は年明けからになりそうですが、ちょうどHARUMI FLAG SKY DUOとパークタワー勝どきミッド/サウスが終わった頃に登場してくることになります。三井不動産レジデンシャルが主幹事でホシノアーキテクツがプランニング・デザインを担当するという、鉄板コンビ。2020年代後半を代表する湾岸エリアタワーマンションの一つとなりそうです。

画像出典:THE TOYOMI MARINE&SKY 公式Webサイトより

湾岸エリアのタワマンというといくつかの流派があって「ギラギラ/オラオラ/キラキラ路線」「地元密着路線」「ほんわり温かみ路線」「質実剛健路線」といったものでしょうか。あえてどの路線がどのタワマンかとはいいません(察しの良い読者の方々ならわかるでしょうか)が、公式サイトの発表のCGを見ると、一段高いグレードを目指している用に感じられました。

外観はパークコート神宮北参道ザタワー

画像出典:三井の賃貸・レジデントファースト パークコート北参道ザ・タワーより

というのも、このデザインはかっこいいんですが、曲線を多用すると修繕の時にコストがかなり高くついて困るんですよね。予想CGを見るとさすがにパークコート北参道よりは修繕を意識されていて、特徴的な上へ真っ直ぐ伸びる柱は、円柱ではなく、白い角棒状に見えます。これは単なる吹付けなのか、パークシティ豊洲A棟のような白くぬった板を貼っているのかは、CGからは予想できません。ゴンドラの運用に苦労しそうなデザインとはわかりますが、「オシャレはやせ我慢」という言葉もありますし、かっこいいこと、それを維持することにはなにかとコストがかかるんです!

THE TOYOMI TOWERの外観デザイン。パークコート北参道に似ているが、さすがにあそこまでは振り切れていなさそう。それでも湾岸エリア随一の複雑さをもった外壁デザイン。ということは…高い。

MARINEの名称と下側はパークタワー勝どきとのプロジェクト連続性が意識されている気がしました。パークタワー勝どきは「グランドマリーナトーキョー」という名称が入っています。しかし「マリーナ」って私の理解だとプレジャーボードの係留施設含む総合施設のことだと思うんですが、違うんでしょうか。

THE TOYOMI TOWER MARINE&SKYのランドスケープデザイン 画像出典:THE TOYOMI TOWER MARINE&SKY公式Webページ

パークタワー勝どきのランドスケープデザイン 画像出典:パークタワー勝どきミッド/サウス公式Webページ

そして車寄せはドゥ・トゥールそっくりだなと。

ドゥ・トゥールの車寄せ(マンマニさんの動画より)

THE TOYOMI TOWER MARINE&SKYの車寄せデザイン 画像出典:THE TOYOMI TOWER MARINE&SKY公式Webページ

このあたり、いくつかの要素を組み合わせたマンションですが、総合すると、湾岸随一でかっこいいデザインになりそうですね。

本物件のポジショニング

勝どきに用がある人でも、勝どきザ・タワーとTHE TOKYO TOWERSのある勝どき6丁目まで。それより向こう側はテニスをする人か、マグロ卸のフィッシャリーズテラスに行く人くらい。いままではそういった豊海町でしたが、ここに2046戸のタワマンができるので、人の流れがもう少し奥側まで来ることになります。

眺望的には湾岸エリアでも最強格になりそうです。HARUMI FLAG SKY DUO西側やHARUMI FLAG SUNとPARKのA棟並みの前方視界が広がります。眺望で一番影響を受けるのは勝どきザ・タワーとTHE TOKYO TOWERSの西側方向となるでしょう。

勝どきザ・タワーの40Fスカイビューラウンジ。完全にレインボーブリッジ方向が塞がれることはないのですが、遮るものがなかったところに背の高い建物が2つ入ることになります。それでも豊海タワーよりもずっと利便性は高いので大丈夫!

正直、公共交通アクセスは脆弱です。大江戸線勝どき駅徒歩10分ですが、途中信号もあるためもう少しかかりそうです。バス便は都04系統が頻繁に通りますし、KTT前までいけば新橋方向のBRTが通っているので、実はバスの方がメイン経路に案外なると予想します。

環2アクセスおよび、晴海や銀座の首都高出入り口、環2経由で汐留入り口まで大きなストレスなく入れるのは魅力ですが、駐車場台数は650台と戸数に比べ31.7%とかなり少なく、かつ流れのタクシーが頻繁に通る場所でもない(一応KTT近くまで行けばタクシー乗り場がある)ので、むしろタクシーの溜まり場を用意して、センチュリーパークタワーのようなタクシー呼び寄せボタンがあるといいような場所といえます。坪単価的にもタクシーの運用をそこまで苦にしない居住者が集まりそうです。

本物件最大の魅力である西側眺望が抜けた部屋。ワイドスパンであり、人気も出そうです。一言でいうと高そう。変形の間取りだが、空間の充填効率は良い。キッチン億のストッカーが若干使いづらそうであるが、納戸的に使用すれば良さそう。

間取りについては、資料請求して色々とみてほしいのですが、多種多様です。玄関が内開きというのはあまり見たことがありません。ホテルライクといえばそうともいえます。バルコニーが丸いのが他の物件と違って本物件の特徴のようです。

また、モデルルームがオープンになったり、新情報がアップされたらもちろん更新します!

 

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