既報ではあるのですが、豊洲市場の千客万来施設建設予定地はオリンピック開催後に建設着手となります。それまでの間は暫定利用ということで、東京都が仮設施設の建設・運営するとのことでしたが、民間活力の導入も検討するとのニュースが発表されています。

（千客万来施設建設予定地。本来ならもうそろそろ上棟。小池都政が後先考えていない象徴であります。）

結局、オリンピックが終わるまでは建てられないので、せめてそれまでの間にも暫定施設を建ててイベントを開けるスペースにしよう！というものです。これしとかないと、江東区から激おこされて、豊洲市場受け入れ拒否まで行きかねなかったですもんね。そもそも市場ってのは迷惑施設の扱いで三顧の礼で江東区が受け入れた経緯があります。

下記の入札はそのイベント企画のコンサルを募集します、ということですね。

東京都／千客万来施設建設用地（江東区）臨時活用検討支援業務入札公告
日刊建設工業新聞：2018年8月8日

東京都は、１０月１１日開業予定の豊洲新中央卸売市場（江東区豊洲６）に隣接する千客万来施設の建設用地について、施設開業までの臨時活用の検討に乗りだす。にぎわい創出のため１９年度から実施するイベントの内容や、同年度以降に整備する仮設施設の検討などを進める。仮設施設の整備・運営手法は公設公営に限らず、民間活力の導入も視野に入れる。
（中略）
６街区の工事は２０２０年東京五輪の終了後に開始する。その間のにぎわい創出、豊洲地区のブランド力向上につながるイベント運営のほか、建設用地を活用した仮設施設整備などを検討する。
支援業務を委託するため都中央卸売市場は７日、「千客万来施設事業用地におけるにぎわい創出に係る企画内容等の検討支援業務」の希望制指名競争入札を公告した。１７日まで参加申請を受け付ける。開札は２９日。「市場・補償鑑定関係調査業務」でＡ、Ｂ、Ｃいずれかの等級に格付けされている業者が参加できる。
仮設施設整備のための敷地面積は３０００平方メートルを想定。豊洲の場外市場としての機能を持たせ、集客のためのコンテンツの充実も図る。整備・運営手法の検討では公設公営、公設民営、民設民営などの事例を調べる。イベント向けの敷地は１万平方メートル程度を確保する。テーマは食、スポーツなど。仮設施設との連動や東京五輪との関連性にも配慮し、１日当たり５０００人以上の集客が見込める企画を検討する。（略）

市場隣接地域にスポーツ、など？？？な部分もあるのですが、対岸の有明地区にはオリンピック施設が山程ありますし、2019年からぼちぼちリハーサル兼ねたプレ大会も始まります。

きちんと「にぎわい創出」「豊洲地区のブランド向上」になるような施設やイベントができると近隣住民としても助かります。新鮮な魚介類を使ったバル運営とか「キリン一番搾りガーデン」の復活とかやってくれないかな。表参道や渋谷でやってましたけどアレは良かった。

しかし、新豊洲界隈のイベント施設ラッシュすごくないですか。◯で囲ったのは、ここ数年でできたイベント的・イベントできるスペースです。「WILDMAGIC」「MIFA Football Park」「豊洲PIT」「teamLab Planets TOKYO」「Brilliaランニングスタジアム」「IHIターンアラウンド東京」、そして今回の施設ですよ。

アクアシティお台場が「東京リゾー島」というブランドネームやってましたけど、新豊洲は「東京イベン島」でイケるんじゃないですか。

それにしても、BRTはどうなるんでしょうね。2022年まで環状2号線は本格開通しないっぽいですが、まさか運行開始がそれまで伸びるってことはないよね・・・ﾅｲﾖﾈ

あなたの不動産売却に、ひと肌脱ぎます。
↓↓湾岸エリアでのマンション売却をお考えの方はこちらから！↓↓

↓↓お仕事や取材の依頼はこちら↓↓
（所属先の株式会社新都市生活研究所のWebサイトへ飛びます）