横浜みなとみらい地区から首都高をはさんだ陸側、桜木町や高島町あたりは「港町横浜」というよりも東京の巨大衛星都市といった感じの場所です。みなとみらいは良い意味で生活感が無く、山手の邸宅は庶民が住む場所ではありません。横浜駅からなるべく近い場所かつ生活利便性を重視して、コスパを考える場合、高島町・桜木町駅近くあたりの場所が選択肢に入ってくる人もいるかと思います。
モデルルームでは横浜駅やみなとみらいを強調されますが、決して高級住宅地とは言える場所ではありません。本プロジェクトはそういった場所にあるところとご理解ください。でも同時に売り出されているみなとみらいのタワーマンション価格を見てしまうと、はるかに割安な価格で販売されているこちらに気が引かれてしまうのも事実です。
国道1号線沿い、なんとなく車で行ったほうが便利そうな場所にモデルルームはあります(実際には新高島町駅から近かった)
このエントリの画像出典:横浜 MIDベースタワーレジデンスWebページより
プレオープン前のモデルルームに訪問したので、情報共有いたします。コンセプトは「ヨコハマ中心拠点宣言」。うんたしかに、みなとみらいにも横浜駅にも近い場所にありますネー。コンセプトムービーをまず見せられるのですが、売主が「横浜市住宅供給公社」のため、一番最初に飛び込んでくる文言が確か、「地域への貢献を見据えた整備」とかそういう漢字大目の役所プレゼン文章が入ってくるんですが、本当に売る気あるのかと思いました。
物件概要:
- 物件名:横浜 MIDベースタワーレジデンス
- 地上18階直接基礎&免震タワーマンション
- 鹿島建設施工
- 総戸数199戸
- 横浜駅徒歩13分
- 市営地下鉄ブルーライン高島町駅徒歩3分
- みなとみらい線みなとみらい駅徒歩10分
- 棟内にミニスーパー入居予定。他に老人ホーム・保育所・診療所など
立地・周辺環境
新横浜通り沿いの物件となります。みなとみらい地区までは徒歩数分の距離にあり、横浜駅も十分に徒歩圏内です。どちらも商業集積は都内を除けば屈指ですから、日常生活に困ることは無いでしょう。棟内にミニスーパーは入居予定ですが、あくまでもミニです。横浜駅に徒歩で行く途中のスーパー文化堂、もしくは車で大規模スーパーが日常使いとなるでしょう。
本計画地の周辺は31mの高さ制限がある場所ですが、総合設計を使って、60mにしています。おおよそ、11階より上階は眺望条件が良くなります。もちろんその分お値段にも反映されることになります。
北側ブロックは横浜花咲ビル、西側はクリオ横浜高島町壱番館というマンション、南側は日産自動車となっています。どれも高さは31m以下です。東側がみなとみらいの眺望となります。
建物・内装
横浜市住宅供給公社物件担当者は、かなりマンション好きですね?構造仕様はリーマン前の都心物件か?と思うほど奢っています。横浜市ではなかなかない贅沢仕様ですね。
- 天井高2550mm
- スケルトンインフィル
- ボイドスラブ・厚280mm~
- ディスポーザー
- 直接基礎免震
- すべての窓ガラスはT3サッシ
- タンクレストイレ
- 24時間全熱交換器
全ガラスT3仕様は驚きました。というのも外の騒音に基づいて、サッシの防音性能は決めるべきものだからです。新横浜道路沿いの東側につけるならわかりますが、普通のデベならコストダウンのため西側はT2やT1にしたでしょうね。
また24時間全熱交換器は最近見ない装備です。ダクトを取るため天井高が低くなりがちなので最近のマンションではめっきり少なくなりました。こちらついている物件は珍しいですね。ただ、バルコニー幅は1.5m程度で2mバルコニーと比べると手狭な感はあります。
長期優良住宅認定がされているので、「フラット35Sが10年対象」のマンションであることも加点ポイントでしょう。
次回は共用施設と価格を掲載する予定です。
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