このブログでも何回か触れていますが、2015年は勝負の年!何の勝負かといえば、新しい鉄道構想が実現するかどうかは、国土交通省の「東京圏の新しい鉄道整備基本計画」に入るかどうかで決まり、15年に一回改定されます。前回18号答申が2000年なので今年は次期答申が出ると言われているのです。
もちろん、湾岸部住民としては豊洲~住吉線・羽田アクセス・中央区臨海地下鉄構想などがここに盛り込まれるのか気になるところであります。
今回、次期答申に向けた中間整理が発表されましたのでシェアします。あれ?もしかしてイケるんじゃない?みたいな期待を持たせる内容です。
平成27年度第1回(第12回)鉄道部会・第9回東京圏における今後の都市鉄道のあり方に関する小委員会 合同会議 配付資料
<東京圏の将来展望>
・首都圏基本計画(平成11年)で目指すこととされた「分散型ネットワーク構造」が進むと想定。
・東京圏の人口は、平成27年に向けて、全体では4%増加すると想定され、地域別にみると、例えば、東京都
区部は約8%減少すると見込まれていた。
(※実際には、平成22年時点で、全体では約9%の増加、東京都区部では約12%増加となっている。)
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中間資料で繰り返し述べられているのは東京中心部への業務・商業・居住の集中です。それは従業人口の増加数にも表れています。
夜間人口の増加率も都心部の増加傾向が見られます。
特に勝どきの増加は対応が必要とのこと。
「中間とりまとめ」なので決定的なことは書いておらず、総括的な話に終始していますが、郊外に分散するはずだった交通需要がむしろ都心部に偏ってきていることが報告されています。
これを読むと、「羽田アクセス路線」のみならず「中央区臨海地下鉄構想」もイケるんじゃない?とちょっと希望を持ってしまいますよね。秋以降にヒアリング結果の整理が出るようです。
国土交通省HPに下記の記事がありました。
明日の委員会の打ち合わせ内容が、明後日の新聞記事になるのでしょうか?
ご存知とは思いましたが念のためコメントしました。
3月 15 日に交通政策審議会陸上交通分科会鉄道部会 東京圏における今後の都市鉄 道のあり方に関する小委員会(第 19 回)を開催し、「提案のあったプロジェクト」等に ついて議論を行うことを予定しております。
・3月15日の小委員会(第19回)の配布資料は、○次期答申(たたき台)(非公開) で、発表待ちの様子かと?
・それより本日閣議決定の、空き家の数を400万戸程度に抑制、の方が気になりました。