中央区が提案する銀座-国際展示場を結ぶ地下鉄新線の調査報告書が公開されました。
http://www.city.chuo.lg.jp/kankyo/keikaku/tikatetukentou.files/HP_houkokusho.pdf
地下鉄新線調査の目的としては
- 晴海や勝どき・豊海町地区は交通不便地域である上に、今後の人口増加が見込まれている
- 東京都心部や臨海部は国家戦略特区やアジアヘッドクォーター特区に指定され、今後も開発が進む
- 訪日外国人観光客2000万人達成のために銀座・お台場・築地あたりの回遊性を高める必要がある
- 平成27年の次期運輸政策審議会答申に載せたい
ということでした。基本的には先日のエントリの通りなんですが、いくつか興味深い資料もありましたんでご紹介します。
平成42年までに対象地域の夜間人口と住業人口の増加グラフです。
これを見ると、月島・勝どき・晴海にはオフィスや働く場所は増えず、マンションがまだまだ増え続ける地域であることがわかります。豊洲6丁目の従業人口は新市場関連ですが、有明はなんでしょうね?これからオフィスビルがまだまだ立つとは思えませんが・・・あと平成42年までの人口増加トップは晴海ではなく有明のようです。
注目の新線の概要ですが
表定速度:有楽町線(銀座一丁目~新木場間)実績より 33km/h として設定
新銀座駅(仮)~新国際展示場駅(仮)間 9.1 分(営業キロ 4.8km)運行本数:周辺路線の状況を調査した上で以下のとおり設定
朝ピーク時間帯 :15 本/時(4 分間隔)
オフピーク時間帯: 8 本/時(平均 7 分 30 秒間隔)事業主体は第三セクターで、運賃はりんかい線並み
平成 37 年開業時の需要予測は約 12 万人/日、5 年後の平成42 年では約
13 万人/日輸送密度は、約 8 万人キロ/km であり、横浜市営地下鉄 1・3 号線、東京臨
海高速鉄道、京急空港線、東京モノレールとほぼ同程度であり、埼玉高速鉄道、ゆり
かもめの約 2 倍
となるようです。東京テレポート~新木場間の4.9kmで270円が、目安運賃となるでしょう。メトロと比べてはいけないですし、今の住民の足である都バスが1回210円なのでそこまで割高感もないです。
この記事へのコメントはありません。