乗るしかない、このビックウェーブに。

JR東がりんかい線の買収交渉を都と行っている旨の一部報道がありました。Twitter界隈でも騒ぎになっています。

JR東、りんかい線買収交渉を東京都と行っている事を複数のJR東関係者が明らかにしたらしい。東京都側の回答は不明 pic.twitter.com/8OCWC1KIjh

— 中央特快大月行 (@rapid_forkofu) 2014, 8月 22

仮に買収が成功すると、

1. JR東とりんかい線の乗り換え運賃が無くなる
2. りんかい線の運賃そのものが安くなる
3. 京葉線～りんかい線～埼京線の相互直通ができるようになる
4. 羽田アクセス新線～千葉方面の直通列車が可能になる

１は確定で、それだけでも効果がありますが、2は特別加算料金が加わるかもしれず微妙ですね。そもそも羽田アクセス新線～新宿方面もりんかい線を一部通るわけでその運賃も、となるとええーい、全部JR東料金にしてしまえ！としてほしいところです。

3のJR埼葉線（笑）は都心西側から千葉方面に抜けるルートができますし、4は千葉県臨海部から羽田空港直通が出ることになり利便性が大幅に向上します。仮に2が実現されなくても、1・3・4は確定で便利になりますね。
利便性と引き換えに、現状のりんかい線の通勤路線としての快適さが低下するかも。朝も夜も座って帰れる列車ですが、実現したらたぶん混むことになるんでしょうね。

これを書いている途中で、東京MXの後追い記事を発見しました。

りんかい線株売却「慎重に見る必要」
TOKYO MX NEWS 2014年8月22日

ＪＲ東日本が、東京都の第三セクター、東京臨海高速鉄道通称「りんかい線」を買収する方向で都側と調整に入っていることが分かりました。これはＪＲ東日本の複数の関係者が明らかにしました。りんかい線の大部分は、旧国鉄が貨物線として建設し、その後、世界都市博覧会に伴う輸送ルートとして東京都が第三セクターを設立し整備、運営しています。先日、ＪＲ東日本が発表した羽田空港へのアクセス路線計画ではりんかい線の大規模改修を含めた計画案となっていましたが、りんかい線の大株主である都は方針を明らかにしていませんでした。ＪＲ東日本は、期限を決めないで交渉を続けるということです。また、関係者は、りんかい線と埼京線の一体運行や計画中の羽田アクセス路線を使って、羽田空港から舞浜方面へ直通運転することで利便性が高められると話しています。
一方、りんかい線側は「買収交渉の話は聞いていない」としています。
知事は都が大株主であるりんかい線をJR東日本が買収することについて「慎重に見る必要がある」と話しました。舛添知事は、りんかい線株の売却については、あり得るとしながらも、交通体系全体を見て赤字になる路線はないかなど見極めたうえで、慎重に判断すべきという姿勢を示しました。
知事は「利用者の利便性を最大限に考えないといけない。株の売却をするかどうかは全体的な観点から考える必要があるので。ただ単にプラスの面があるだけではなくて株を売却してマイナスはないのかなそこは私は慎重に見ていく必要があると思う。何よりも全体の調整をやりながらやっていく。その中で株の話は非常にマイナーな課題もう少し具体化したらそういう話になっていくだろう」と話しました。
一方、JR東日本が今週発表した羽田空港への新しい3つの路線整備について知事は、「すべてが2020年に間に合うわけではないがオリンピックに向けて交通体系を良くするのは非常に結構。都として協力することがあればしたい」と話しました。

また舛添かorz

基本的に臨海部住民のみならず、都民と千葉県民の利便性が大幅に向上するのは間違いない話で、「赤字になる路線は無いか」という寝ぼけたこと言わずに、はやく株売却フェーズに移行してほしいですね。巨額の負債をどうするかって問題もありますけど、JR東はそのへん腹をくくって交渉していると思いますし。

参考URL：都心～羽田「JR東日本の羽田新線」、新案で再浮上する「やっかいな問題」

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