本日東京都中央卸売市場から発表がありました。
千客万来施設事業 事業予定者の一部辞退について
平成27年2月23日 中央卸売市場中央卸売市場では、千客万来施設を整備・運営する事業予定者と基本協定の締結に向けて協議を行ってまいりました。
この度、事業予定者の代表企業である株式会社喜代村より、5街区において施設を整備・運営する予定であった大和ハウス工業株式会社の事業辞退及び株式会社喜代村による6街区での事業継続願いについて申し出がありました。
都としては、豊洲新市場の開場に合わせ、千客万来施設を早期にオープンできるよう、6街区における事業予定者として株式会社喜代村が引き続き施設整備・運営を行っていくことといたしましたのでお知らせいたします。
豊洲新市場は、築地場外市場に相当する部分として「千客万来施設」を市場移転とともにオープンする予定でした。しかし、工事はなかなか進んでいないのが現状でした。もしかしてうまくいってない?と思っていた矢先の発表でした。
この発表を見ると、6街区は喜代村単独事業になることがわかりますが、5街区はどうなるんでしょうかね??6街区に比べて5街区は狭い敷地ながらもなかなかいい案だなと思っていたので残念です。
5街区のイメージ
ちなみに昨日の6街区の写真。ゆりかもめ乗車時に撮りました。
他の場所と比べても千客万来施設の工事ってあまり進んでなくて大丈夫なんかな?と思ってました。ちなみに先日東京都に電話で工事進んでないけど間に合うの?と問い合わせたのですが「大丈夫です!」と予想以上に力強い回答でしたので記事化は止めたんですがあれはなんだったんでしょう?
一応、千客万来施設の本筋は6街区です。
6街区のイメージ
邪推ですが、温浴施設はお台場大江戸温泉と被るんで、そのあたりで降りちゃったんかなぁと。米ファンドに買収された大江戸温泉のお台場部分敷地は2015年度末が定借期限ですが、依然として発表はありませんね?こちらもどうなったんでしょう。
追記:21:00
いろいろ詳報が出てますね
豊洲新市場 商業施設、事業縮小か
東京新聞 2/22 朝刊東京都が来年十一月、築地市場(中央区)を江東区に移転して開場する豊洲新市場計画で、卸売市場と同時開設する食のアミューズメントパーク「千客万来施設」の一部計画が白紙になる見通しになった。搬入用車両の通行条件をめぐり市場業者側と調整がつかず、施設を建設・運営する事業予定者二社のうち大和ハウス工業(大阪市)が辞退の意向を示したため。都幹部らへの取材で分かった。
(中略)
しかし、施設への車の通行ルートをめぐって、青果の市場業者から「搬入車の出入りの妨げになる」などと反対があり、通行車両を減らす妥協案にも理解が得られなかったという。
昨年末までに大和ハウス工業から都側に辞退意向が示され、都は同社が事業予定だった敷地の開発を凍結。「築地のにぎわいを継承・発展させる」として、年四百二十万人の来場を見込んだ構想は、工期や施設内容を含め見直しが避けられなくなった。
豊洲新市場移転「大和ハウス」が観光拠点整備事業から撤退…債務めぐり「東京都」と折り合わず
産経新聞 2/23 20:24(中略)計画では、整備されるのは2施設で、延べ床面積は計約6万5700平方メートル。集客の目玉として、喜代村が飲食店や温浴施設などを備えた施設、大和ハウス工業が調理器具市場などが入る施設を来年3月までに整備する予定だった。
都は喜代村に入居テナントなど計画内容の再検討を要請しており、大和ハウス工業の後継業者や整備予定地をどうするかについては今後検討するという。
やはり5街区は白紙撤回とのこと。
舛添氏は、当初の東京都による湾岸構想を縮小したいのが本音では。
カジノ誘致も否定。汐留をシャンゼリゼとかベネチアみたいにするとか浦島太郎かといいたくなるような時代錯誤の発想。
外国人は東京にシャンゼリゼ通りを求めていないと思うけど。
カジノ構想についても、ラスベガスをみればわかるようにギャンブルというのは昔のイメージ。今もギャンブルはあるが、一大テーマパークとなっている。街を歩いていると、日本からの観光客、家族連れや、新婚旅行のカップルなど、たくさん歩いている。
舛添氏はラスベガスを知らず、マフィアのギャング映画を連想しているのではないか。
当初の構想がずれればデベロッパーは当然降りるでしょう。
早く参画社が現れるといいですが。
舛添知事のリーダーシップ、疑問符ですね。
前知事次代の都民との約束の多くがなんだかんだと理屈をつけてご破算に。
先が思いやられます。