住友不動産からついにニュースリリースが出ました。新しい商業施設は「有明ガーデン」とのこと!
(このエントリの画像出典:臨海副都心を進化させる新たな有明の中核街区を創造 国家戦略特区「有明ガーデン」プロジェクト発表 プレスリリースより)
住友不動産のガーデンと聞くと、泉ガーデンタワーをはじめ、新宿・大崎・渋谷のビルやインペリアルガーデンを連想しますが、それならなぜ「有明ガーデンタワーズ」にせず「シティタワーズ東京ベイ」にしたのかと小一時間…はともかく、来年4月のオープンに向けてようやく情報が出ましたね!
詳しい話は、ニュースリリースやその他記事を見ていただくとして、この商業施設のライバルは、「ららぽーと豊洲」とお台場の商業施設群その中でも「ダイバーシティ東京」だと思います。この強力すぎるライバルに対して、住友不動産が出した答えが、エンタメと子育て、そしてホテルとの有機的な組み合わせ(MICE)だったのだと推察します。
街区内には8000席の「東京ガーデンシアター」とライオンキングをロングラン公演する「有明四季劇場」を配置。更に、有明ガーデン内にも多数イベントスペースを配置して、お客を呼び込もうという作戦です。
ハードウェアではなく、エンタメというソフトウェアでお客を継続的に呼ぶのってかなり茨の道だと思うのですが、住友さんがんばってください、と応援します。
また周辺には、有明アリーナ、有明体操競技場、有明テニスの森と有明コロシアム、そしてビッグサイトがあり、ここからの集客も期待できます。2020以降はもっと使われるようになるといいですね。
そして、子育て。
プレスリリースでも「4階は都内最大級約180㎡のスペースを有するキッズ専用の遊び場を中心にキッズ系専門店 が集積」と書いてます。これから段階的に発表されるでしょうけど、私が入手した情報によると相当子供向けの塾や習い事を集積すると聞きました。およそ4階フロアの7割以上を子育て世代向けに割いています。
この作戦が上手くいくのかはわかりませんが、東雲キャナルコートのコリドーは教室ばかりですし、ららぽーと豊洲も集積という面では力が入っていないので、かなり有効な作戦かもしれません。子どもを預けると親は施設内に滞留しますからね。
最後に、ホテルとの有機的な結合。
749室のホテルの他、貸し会議室、サービスアパートメント、ホールなどのビジネスにも対応できるように作られています。現地に行くと、いま温泉を掘っていますがホテルの外付け施設として、24時間営業の「泉天空の湯 有明ガーデン」も配置しました。
お台場と浦安に大江戸温泉、豊洲市場にも万葉倶楽部ができますけど、若干コンセプトが違います。
このあたり、豊洲と台場との住み分け、お客さんをどう呼び込むのかなというところで、うまいこと隙間を突いたな、と。
あと、ここでは書いてませんけど、お台場と有明の大規模ホテルは、ホテル真下に羽田空港と成田空港のリムジンバスが出ますでしょうから、空港直結で便利になりますよね。東京にも出してくれないかな。
このプレスリリースの最後に、「そして!この施設と有明生活、すべて享受できるランドマークとなるタワーマンションが!シティタワーズ東京ベイです!!!」というところ、実に住友さんらしいなぁと思いました。
マンションブロガーのらえもんは、王者三井不動産に挑んでいく住友不動産さんの挑戦を応援します。
応援するのでオープニングスタッフ募集もリンクしておきます。
http://www.sumitomo-rd.co.jp/lp/ariakesaiyo/index.html
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