金利が過去最低水準なのに、BAYZの入居は二年後orzというあなたに紹介する中古湾岸タワーマンション紹介、前回は豊洲でしたが今回は東雲です。
東雲も豊洲と同じく、元々は工業地帯でした。しかし、都心回帰の流れもあり有楽町線辰巳駅にほど近い場所に工場を構えておく経済合理性が薄くなります。三菱製鋼跡地を住宅用地として一体開発したのが東雲キャナルコートです。
このキャナルコートはニュータウンの反省をもとに、賃貸棟と分譲棟を開発します。賃貸棟が分譲棟のエントリー層となること、そしてある一定の住民の入れ替えがなされることを狙ったものと思われます。
東雲キャナルコート内には5つの分譲タワーマンション、すなわち「Wコンフォートタワーズ」「アップルタワー東京キャナルコート」「キャナルファーストタワー」「ビーコンタワーレジデンス」そして「プラウドタワー東雲」が建っています。純粋なキャナルコートの開発は終了しており、こちらのマンション群は45度ずつずらして、眺望の影響を避けあったり、自走式駐車場棟を備えるなど一体感のある開発がされています。こちらの微妙な外側に「パークタワー東雲」が近年建設され、そこから少し離れた場所、りんかい線東雲駅近くに「ザ・湾岸タワーレックスガーデン」も建っています。
豊洲と東雲の違いは、豊洲は住商業複合用地なのに対し、東雲は住宅用地ということです。外部からの騒がしさを感じることなく、有楽町線で都心まですぐ。水辺のすぐ近くという生活は東雲の大きな利点です。
各マンションの詳しい情報については、兄弟Webサイトである「のらえもんのマンション図鑑」をごらんください。
Wコンフォートタワーズ 竣工:2004年
辰巳駅から歩道専用橋をわたると目の前に見えるのがこのWコンフォートタワーズです。最初に作られたタワーマンションですが、規模ではその他の東雲タワーマンションを圧倒します。当初から破格と言われる値段で分譲しすぐに売り切れましたが、販売時の東雲は車がないと何もできないただの空き地でした。再開発物件の第1号は当初の生活は我慢が必要ですが、その後に大きな果実を得られることを示す好例です。
アップルタワー東京キャナルコート 竣工:2007年3月
敷地内で温泉を掘削しているマンションです。分譲主であるアパグループのこだわりで、各戸の浴槽まで温泉水が引かれています。八角形のタワーマンションで各角部屋は大型サッシによる開放感が魅力です。
キャナルファーストタワー 竣工:2008年
江東区初のオール電化タワーマンションです。アクアホールという半円状の共用施設が運河側に設けられていて、明るく開放的な雰囲気があります。キッズルームはかなりの大きさで乳幼児用とそれ以上に別れたつくりになっています。角が凸形状になっていて、この形状のおかげでスパン幅に余裕がある設定の住戸が多いです。
ビーコンタワーレジデンス 竣工:2009年
東雲キャナルコート内唯一の免震タワーマンションです。黒いソリッドな印象を受けるデザイナーズタワーマンションです。
特徴は2Fにあるbeaconカフェではないでしょうか。フルサイズの喫茶店が入っており、デザインは秀逸です。竣工後あまり中古売買はなかったのですがここ最近成約事例が増えてきました。
プラウドタワー東雲キャナルコート 竣工:2012年
のらえもんブログ初期の主役タワーマンションでした。最近は管理組合の取り組みが各種メディアで取り上げられますね。
運用改善で1Fのラウンジでご飯が食べられるようになったほか、屋上テラスの開放感は近隣随一です。
ザ・湾岸タワー レックスガーデン 竣工:2012年
ごめんなさい・・・こちらのマンション、今度写真を撮って張替ておきます。
こちらのまんしょんのストロングポイントは大きく3つあります。1:免震タワーマンションである。2:りんかい線東雲駅徒歩3分。3:管理費が近隣マンションに比べて圧倒的に安い。
それ以外は正直あまり印象が無いのですが、強み・個性がはっきりしているマンションはこれからの時代、中古になっても競争力があるのではないでしょうか。
パークタワー東雲 竣工:2014年
東雲地区で一番新しいタワーマンションです。価格表を見た瞬間に安い!と思ったマンションで、民主党政権下で震災影響がまだあったにも関わらずあっという間に売れてしまいました。台形のタワーマンションで「スカイドックラン」や吹き抜け兼共用施設の「ソラプラザ」など個性的な施設が揃っています。
次回は有明地区のタワーマンション概要をお伝えしましょう。
のらえもんさん、ご無沙汰してます。久しぶりに、地味に、我がマンションを紹介していただき、ありがとうございます。のらえもんさんの3つの大きなポイント、そのとおりだと思います。わかりやすいポイントです。JRがりんかい線を買い取る話はどうなったんでしょうね。りんかい線がJRになれば、ポイントアップするかしら。それにしても住めば都。豊洲市場が完成していく様子を日々見ながら、湾岸生活を楽しんでいます。