マンションコミュニティ第三回の前後編が公開されています。
第3回座談会前編「デベロッパ会社ごとの特徴」
第3回座談会後編「デベロッパ会社ごとの特徴」
今回のみどころは、特に後半でして「住友不動産」特集になっております。みなさん、お酒は入っていたのですが全体的にリミッターはかかってますね(笑)ちなみに、ゴールドクレストについてもちょっと語った箇所はあるのですが、私の判断で全部カットさせていただきました。自重した、ということでひとつ。
マンションのモデルルームを数多く訪問すると、どこかの時点で住友不動産の営業さんと出会うことになるのですが、その販売手法から基本的に僕らのような趣味の人とあんまり食い合わせがよくありません。でも、住友は彼らなりの哲学に基づいたマンションを作りますし、名作といわれるマンションも多いです。
まずは座談会を読んでいただきたいのですが、ちょっと後半わかりにくかった箇所についてフォローしておきましょう。住友さんの特徴ある間取りについてです。例えば、ドゥトゥール・2LDK間取りを見るとこんな感じです。
DEUX TOURS CANAL&SPA W-65A1′-1 64.59平米
画像出典:DEUX TOURS CANAL&SPA公式Webページより
DEUX TOURS CANAL&SPA W-55C-1 57.49平米
画像出典:DEUX TOURS CANAL&SPA公式Webページより
特にすぐ上のW−55C−1をみていただきたいのですが、左右どちらも壁が凸凹しています。経済合理的に作ると壁は廊下側からバルコニー側へまっすぐが基本ですからほとんどのデベロッパーはなるべく壁を一直線に作ります。左側は6回曲がってますが、このような壁は他には見えない、住友ならではの間取りです。
住友さんがなぜこのようにするかといえば、はるぶーさんが文中でおっしゃってた通り、バスルームなどについては、ユニットサイズが決まっている関係で、単純にまっすぐ壁を作ってしまうと、柱梁やスパン幅などの関係でデッドスペースができてしまいます。普通は、そのデッドスペースを必要な広さ以上のパウダールームにしたり、奥行きが妙に広い収納棚を作ったりして吸収するのが普通です。
しかし、想定人数が決まっていれば各部に必要な面積はある程度割り出せるので、1平米でも有効な面積を作り出すならどうしても壁を凹凸させる必要が有ります。これを突き詰めるのが住友さんの特徴ということです。これは良い悪いではなく、哲学の違いです。
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