前回は、自分で書いていて楽しかった「有明の強み」企画。
では、他湾岸地域と比べた有明の弱みとはなんでしょうか。
「湾岸最深の住居エリアとしての有明の立ち位置」で挙げた項目から少し詳しく述べていきましょう。
Weaknesses(内的要因による弱み)
1:電車は観光路線のゆりかもめとりんかい線で、どちらも電車賃が高い
写真の出典:ゆりかもめ公式サイト
りんかい線、ゆりかもめ共に通勤定期を持っていなければ躊躇するほど
運賃が高く、目的地がさらに先なら乗り換え運賃もかかります。
有明はJRや東京メトロの駅が近くにありません。
そのため公的な移動手段ではバスを使う以外、どこに行くのも割高となります。
頼みのバスも都心部へまっすぐ最短ルートを通る東京丸の内行きは
現状土日一時間1本のみの運行。
東京八重洲口行きは比較的本数が多いのですが、
東雲⇒豊洲⇒月島へ向かう寄り道コースなのでかなり時間がかかります。
結局、一番割安な都心部への行き方は3km離れた豊洲まで自転車で行き
そこから有楽町線に乗ることです。
もう少し離れた勝どきまで自転車で行けば、六本木などにも通えますが
橋のアップダウンがキツイので、これを楽々クリアできる人は
自転車通勤のほうがよいでしょうね。
2:東京上野赤坂六本木青山表参道等山手線東~中央へ電車通勤しにくい
図の出典:東京メトロ公式サイト
上記デメリットにも重なりますが、
山手線の東側と内側へ直通で行く手段がありません。
目的地が有楽町線沿いになければ2回乗換しなければなりません。
丸の内や銀座なら自転車通勤できる5kmですが、それ以上は遠いですね。
なお、汐留・新橋ならゆりかもめが使えます。
その際は有明テニスの森を使うよりお台場海浜公園まで行った方が早いです。
3:生活利便施設はほとんどなく、生活感に乏しい
2011年3月にブリリア有明スカイタワー下に待望の文化堂がオープンしました。
これを喜ばない有明民はいないほど、通常の買い物に困った地区でした。
近隣スーパーは台場のマルエツ・豊洲のアオキ・東雲のイオンですが、
いずれも遠く、自転車を使わなければちょっとしんどい距離にあります。
頼みの文化堂も店舗規模が小さいので日ごろの買い物をここのみで完結するには
若干無理があります。結局、東雲のイオンを月数度利用。
利便性は東雲豊洲に大きく劣ります。
写真の出典:森ビル公式サイト
また、食料品だけでなく、ショッピングセンターも地区内にはありません。
台場か豊洲のショッピングセンターを利用することになります。
どちらも自転車でいける範囲内にあるので助かりますが、
便利なところとは言いがたいのが現状です。
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