勝どき ザ・タワー モデルルーム訪問 その1 その2の続きです。
画像出典:KACHIDOKI THE TOWER公式Webページより
管理費は平米あたり244円、修繕積立金は98円となっています。70㎡のお部屋なら管理費17080円・修繕積立金6860円ということです。水物施設が無く1棟1420戸の超大規模物件としては、あれ?そこまで安くないかな、とも思いましたが、坪300万円のマンションを購入できる層が入るなら、この程度の維持費なら安い方ではないかと。
前回に引き続きお値段の話をもう少し。このマンションの南側、THE TOKYO TOWERS(トウキョウタワーズ)中古タワーマンション相場を見てみましょう。ミッドタワーは北棟・シータワーは南棟です。
THE TOKYO TOWERS 直近1年成約事例(相場)
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上記表の坪単価、単純平均をとると269.4万円でした。本物件とお見合いになる方向はミッドタワーかつ北西向き住戸となります。
38階北西向きが236.3万円・55階(!)北西向きが268.3万円となり、全体平均を考慮するなら弱気な水準で推移していますが、それでもこの価格です。勝どき ザ・タワー、お見合い南東方向の相場を見れば、こちらの部屋が中古になった時の価格相場もおのずとわかるとおもいます。
ただ、勝どき晴海エリアはこれから、大型物件の供給がまだ続きます。TTTの成約が参考になるかはその時になってみないとわかりません。現状ではTTTの事例が一番参考になるよ、程度でお願いします。
総評
鹿島建設のタワーマンションは質実剛健なイメージがあってこちらもその延長線上にあります。西ウイングは地権者住戸の関係上、かなり部屋割りにばらつきがあるのですが、逆梁アウトフレーム構造が生むライン、シンメトリー性を強調したデザインは順梁ガラスバルコニーなマンションより、僕の好みといえます。
ちなみに本ブログの想定読者層から少し上振れしていないと買えないマンションだと思います。平均坪300万円はのらえもんが子育てまで考慮に入れた広さの住戸を検討するとなると、ゾーンから少し上に外れてしまいます。
ガチンコライバルである、住友ドゥ・トゥールの価格表を見てからこちらの価格表を見ると、だいぶ目に優しく、駅にも近いことから当分の間、人気はこちらの方が出るでしょう。
もう一つのライバル物件、晴海タワーズ・ティアロレジデンスとは、同じ最寄駅ながらだいぶ性格が違います。あちらは永住志向・開放感重視のマンションであるのに対して、こちらはより利便性・出口戦略を立てやすいマンションとなるかと考えます。
ただし、周辺は次々とタワーマンション建設計画が予定されており、住んでみるといつ消えるかわからない眺望に少しやきもきするかもしれません。
公式Webページを見ると環状2号線で港区直結を最大アピールしていますが、駐車場付帯率が50%を割っているマンションなのに、公共交通機関ではなく道路をアピールするのは少し変な話です。中央区BRTの停留所は間違いなくこのマンションの近くに設置されるでしょうから、入居が開始されるころには環状2号線から銀座へのアクセスは現状より格段に良くなっていると思います。
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