本エントリは読者様からの情報提供をいただきました。
中央区議会だより11/15号で自民党議員が東京オリンピックに伴う今後の中央区まちづくりについて、質問しています。
問
(1)本区総合交通計画にある、平成28年度までに運行開始計画のBRT等基幹的交通システムの検討状況及び今後の予定は。
(2)開催が基幹的交通システム導入に与える影響は。区長
「中央区総合交通計画」で基幹的交通システム導入を施策の一つに位置付け、国や都、学識経験者、地元町会等で構成する検討会で、導入ルートや需要予測、周辺交通への影響等の検討を実施。
来年度は導入ルートを確定した上、民間事業者の公募等を実施。大会後選手村の住宅への転用による交通需要の増加見込みは、基幹的交通システム導入の後押しとなる。
ということで、今年度はまだ検討段階で、来年度に①ルート決定②民間事業者の公募となるみたいですね。
事業者が決定すれば、BRTの開通まではすんなりと行きそうです。
しかしながら中央区BRT一番の問題は、車両基地候補地が無いことではないでしょうか?
BRTは路面電車のような車両イメージと中央区は言ってますが、そのような大型バスを12台置くようなスペースが中央区~たぶん終着の晴海あたりが最有力候補でしょう~のどこにもないことが気になります。中央区が車両基地を確保して提供するのでしょうか?それとも、民間事業者の公募に車両基地を確保すること、等書けるかもしれませんが、晴海あたりで高い駐車場料を払ってしまうと採算が取れなくなります。かといって区外の事業者が応募してくるでしょうか?夜中に車両を運転して区外の車両基地に戻ることになりますね(それって現実的ですか?)。いろいろ考えると、車両基地の問題が中央区BRT計画最大のネックになりそうな気がします。
ちなみに、この区議会だより読んでいくといろいろツッコミどころもあって面白いです。共産党は晴海選手村を「低家賃の公共住宅に」と要請しています。正直、日本の中でも土地の利用価値がかなり高い場所に今から公共住宅を作れ、というのはアホかとしか思えませんけど。これも彼らの芸のうち、ということで。
中央区LRTについては本ブログのカテゴリー「中央区LRT/BRT」をご覧ください。
駐車場であれば築地川公園の地下の幻の首都高速道路がそのまま空いていそうですね
もう一つ。築地市場が出て行った跡の駐車場もそのまま使えそう。再開発の際には昼間は観光バスを停めて夜はBRTを停めるとか。
まずはルートの確定の方が大変そうです。
春の銀座説明会の資料にもあるとおり、中央区は本音ではルートを有明方面まで伸ばしたい。東京都も乗り気らしいです。でも江東区は地下鉄にかかりきりでつれない感じ。中央区だけでは区界を超えるのは難しい。誰がどうやって決めるのか見えてきません。
車庫用地については、もし青海あたりが終点になるなら都有地の空き地を貸してもらえそうな気がします(甘いか?)