パークシティ豊洲の相場観についてです。以前も書きましたが、部屋については強い個別性があるので、全体傾向としてとらえてください。2009年1月から今までの成約事例は131例でした。特にこの1年、成約がかなり多い印象です。
時系列に3棟の成約事例を並べてみました。
本エントリのグラフはすべてクリックすると大きくなります。
2009年にある坪417万円はタワーB棟のプレミアムフロアなので、特異例として置いておくとして、タワーAは坪230~330とかなり広い範囲で成約例があります。80㎡換算で5575万(230万)~8000万(330万)の間、方角と階数偏差が結構あります。
タワーBは比較的安定していて、ここ2年の成約例は250万~300万強に収まります。階数偏差よりも西向き・東向きかどうかで変わってくる印象です。
方角別でもグラフを出してみました↓
東向きは2010年夏を頂点として下がってきているのがわかりますね。最近ですと、250・260くらいが一つの目安と言えそうです。
逆に西向きはかなり安定感があり、あまり落ちている印象はありません。280~300くらいに事例が多くみられます。
次にタワーA・Bそれぞれの階数別成約事例グラフを出してみました。
タワーA棟は階数によってかなり差が出てくるのがわかります。無理やり近似線を出すと低層と高層の差で坪40万円ほど差がありますが、46階を超えてきますと近似線の上、坪280万円以上の事例(西と南)ばかりとなります。
方角偏差はタワーBほどではありませんが西と南が高く、北と東がちょっと低い印象です。
逆にタワーB棟は階数偏差があまりありません。特に西側は低層~高層まで280~300万円の間に半数以上収まる感じです。東側は低層が安くなっており240~260万円・中層から高層にかけて260~280万円までの相場となります。
最近の事例をウォッチしてますと、パークシティ豊洲、特に眺望に恵まれた部屋は「出せば売れる」状態で高い人気を維持しています。
次回は、このマンションの想定PERと感想を書いてみましょう。
↓タワーA・50Fラウンジからの眺め
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