野村不動産アーバンネットさんの新春不動産マーケットセミナー「2013年 都心マンション市場を予測する~絶対に後悔しない都心マンション購入&売却術~」に、当ブログでもおなじみの東京カンテイの中山さんがご登壇するとTwitterにて聞いたので、行ってまいりました。
Webでは「初心者向け」セミナーとのことでしたが、東京カンテイさんのWeb上でみられるニュースリリースデータを参照しながら、これからのマンション市場がどうなってくるか中山さんが俯瞰的にお考えを述べられていました。
画像出典:野村不動産アーバンネット・セミナー講演会のお知らせページより
講演全部を詳細に書き出すのは無粋なので
のらえもんがメモしたところだけ。
- 2012年後半は消費税政局だった。
⇒取引数が減少し、マーケット全体が弱気になった - 土地の値段は利用価値によって収斂する。
⇒都心にあるから値段が高いのではなく、利用価値が高いから値段が高いのである
⇒購入予定者が重視すべきは、価格の根拠である、なぜこの価格なのか?が合理的に説明できるか - 2012年11,12月~中古の価格が強含んでいる。底打ちしたかな、という印象
- 新築マンションのマーケットが活性化している地域は中古マンションマーケットも活性化する
⇒一例として武蔵小杉・湾岸地区が挙げられる - 2013年,14年は消費税引き上げを踏まえて新築マンション平均価格が上昇すると予想する
⇒これは、超都心部の高額物件が全体を引き上げるからであって、○○地区が上がるかどうかは別
⇒新築マンションは大手の寡占化が進んでいる、15年以降は供給調整を行うのではないか - マンションの出口戦略として、他者の発想を入れたほうがいい。
⇒自分の好みが価値があるとは限らない、マンションは立地が9割だが・・・ - 9000円以上で貸せるマンションを買うとほぼ心配が無い。賃貸相場はブレにくい
- 東京23区に限って言えば、徒歩5分までのリセールの優位性はあるがそこから先はあまり差が無い
⇒だから、教条的に○分じゃなきゃ!と考える必要は無い - マンションPERとPBRが両方とも良い地区はもともとの住宅街ではない、商業地域。これまでマンションが無かったようなところ
ということで、Web上では初心者向けセミナーと銘打ってましたが、データの紹介だけではなくそこから得られた知見を惜しみなく話されていて、とても勉強になりました。これからもよろしくお願いいたします。
最後に、この講演を無料で開放してくれて、おまけにお菓子のお土産までくれた野村不動産アーバンネットさんは本当に太っ腹!!!と〆ておきます(笑)
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