東京カンテイさんが毎月発表されている、分譲マンション賃料推移の2012年まとめ版が発表されました。
分譲マンションの賃料は2009年をピークに下落基調に入り、首都圏は2493円/平米となり、6年ぶりに2500円/平米を割り込みました。ただ、東京23区は前年度比-1.6%の3016円/平米と下落しましたが下げ幅は縮小しています。
資料のグラフを見ると、東京都の賃料は、2003年の水準を下回ってます。
あれ?2003年よりも今のマンション価格は結構上がっていたはずでは?
ということで、ネットをサルページして資料が手に入る2002〜2012までの11年間分を表にしてみました
・23区平均賃料
・23区中古マンション70平米換算価格
・23区新築マンション平均坪単価
です。このうち賃料と中古マンション価格については、東京カンテイさんのデータ、新築マンションはカンテイさんのデータが無かったので、日本不動産研究所の住宅マーケットインデックスを使わせていただきました。
んー、やっぱり賃貸に比べて、中古・新築とも下がってませんね。
2002年を100としてグラフ化してみると
このグラフからわかることは:
賃料はここ数年間下落基調なものの、比較的安定している。2002-2012間の最大格差は12%。
中古マンション価格は、新築マンション価格に引っ張られるようにして上がる。そして、新築が弱気になると中古の方が先行して下がる。
新築マンション価格は、上がりやすいが下がりにくい。
という事だと思います。
ちょっと違うと思います。
マンションはローン。しかも多くの人が35年ローンで買われているのはご存知だと思います。
今回、中古が先に下がった理由をもう少し考えてみていただけませんか?
おそらく「安く買えた」から「安く売れる」のです。
つまり、急激に上がる前に買えた人が安く売れた。高く買った人は安く売れませんよ。
だってローンの残債を一括返済しなければいけないのですから。
>>まつさん
残債を下回って売りに出すことは、なかなかできないことは存じております。
おっしゃられた前提条件は、
「安く買えた」と言われる2000年〜2003年のマンションが
それぞれの年にどの程度市場に出て、全体の何%を占めるかあたりがわからないと結論として書けませんね。
私は「このグラフからわかる」と前置きしています。